品川走遊会・平成20年5月の活動報告


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 品川走遊会は 品川区を活動の拠点として、1997年10月無理せず、楽しく、強制せずをモットーに、 ジョギング、水泳、ハイキング等の軽いスポーツ活動等を通じて、会員の健康維持、相互親睦及び仲間作りを 目的に結成されました。活動状況をこのページで報告します。

下のアンダーラインの行をクリックすると、その内容が表示されます。


更新日:平成20年6月2日



















◆5月24日(土)八潮団地周回コース

 今にも泣き出しそうな空模様、天気予報では午後から雨だった。気温25度、風の無い日となった。 文化センターに16人(ミチコ、ハヤト、マキ、CAO、シンタロウ、マサヨ、ヤスコ、ウッチー、シライシ、 カメちゃん、カツコ、コジマ、シマちゃん、カワタと体験参加のモトイさんとキシモトさん)が集まった。 ハヤトさんとマキさんのお二人が久しぶりに参加した。練習会の常連さんが洞爺湖マラソンや山中湖マラソンに 6人が参加しており、天気も悪く、今日の練習会は参加者が少ないと思ったが意外に盛況でした。

 センターの隣の公園でストレッチングの後、八潮団地周回コースのスタート地点に向かってゆっくりと走り出した。

 大井北埠頭橋を渡る。ヤスコ、ウッチー、シンタロウ、シライシさんが先頭を走る。残りが固まって続く。 ハヤトさんとマキさんが仲良く並んで走っていた。

 京浜運河の緑道に入る。先頭は相変わらずウッチー、ヤスコ、シンタロウ、シライシさんの四人、カツコさんがすぐ後ろに続く。その後ろは少し 長い列になった。体験参加のお二人は真ん中よりやや後ろで走っている。最後尾はシマちゃんCAOさん。

 スタート地点の八潮橋に到着。ナカネさんが待っていた。いつものように新人さんを真ん中にして写真を撮ろうとしたとき、 修ちゃんが走りこんできた。今日の参加者は18人となった。

 14:25スタート。先頭はヤスコ、シンタロウ、ナカネさんとウッチーさん。カツコさんが追う。その後ろを大勢が続く。 新人のモトイさんとキシモトさん、ハヤトさんとマキさんが中ほどより少し後ろで固まって走っていく。 カメちゃんがその後ろ、シマちゃんとCAOさんとほとんど一緒に走っていた。 しばらくすると、ハヤトさんとマキさんの間が開いていった。

 かもめ橋のあたりから長い列になった。先頭グループにシライシさんと修ちゃんが加わり後続との距離が次第に 開いていった。その後ろにミチコさんとマサヨさんが並んで走っていく。モトイさんも少し遅れて続く。 モトイさん、大きなストライド、力強いフォームで走る。キシモトさんはピッチ走法のようで、歩幅を狭めて走っていく。

 団地に入った。空模様は怪しいが、まだ降ってこない。何とか持ちこたえそうだ。

 団地裏のアップダウンに飛んだ林の中の道、先頭グループに変化が出た。ナカネ、シンタロウ、ヤスコさんがペースを 上げた。たちまち後続との差が大きく開いた。

 ナカネさんがかなりのスピードで2周目に入った。数10b遅れてシンタロケウさんが続く。その後ろをヤスコさんが 走っていた。この3人の競り合いは3周目も続き、結局ナカネ−ヤスコ−シンタロウさんの順にゴールした。

 約1時間、それぞれが1.5周から3周して練習会が終わった。

 文化センターに戻り、シャワーで汗を流し解散となった。

 希望者で水分補給をすることになり、9人が青物横丁に向かって歩き出した。雨がポツリと落ちてきた。いつもの「S水産」に入り、2時間ほど水分補給を行って店を出たときは、予報通り雨になっていた。












◆5月18日(日)浦賀〜観音崎〜県立大学シーサイドコース

晴れ、最高気温23度、風の無いジョギングには少し暑いとなった。京急浦賀駅15人(ヤマちゃん、tera、二ナ、タカシ、 kita、シライシ、ショウタロウ、シマちゃん、kaizan、ハラダ、ウッチー、ツカ、マサヨ、カツコさん&カワタ)が集まった。 ヤマちゃんは、突発性難聴の治療は続けているが、仕事には支障がないとのこと。

京急ストア前の広場でストレッチングした後、駅前で集合写真を撮る。

12:25スタート。 tera、kita、ショウタロウさんが先頭になって観音崎通りを走り出した。

 すぐに歩道は細くなり、縦1列になって走る。人通りはほとんど無い。先頭はtera、kita、二ナさん、その後ろに大勢が続く。 しんがりkaizan、シマちゃんとウッチーさん。

 新町の交差点を右折、民家が立ち並ぶ細い道に入る。すぐに磯の匂いが漂ってきた。シートの上にワカメが干してあった。

 東叶神社の鳥居が見えてきた。kaizanさんがペースを上げて皆を追い越し、立ち止まってカメラを構える。kita、二ナ、 tera、シライシさんが通過する。次々と通過していく。一番後ろをシマちゃん、ウッチー、ツカ、マサヨさんが走っていた。

 やがて右側にたくさんのヨットが見えてきた。港に近づいてきたようだ。

 スタートしてから15分ほどでかもめ団地の入口に到着。団地の裏側の防波堤上にある遊歩道を走る。 足元は海、遠くに千葉県の鋸山、近くは前方に観音崎、後方に浦賀の灯明崎が見える。 天気はよかったが、千葉の方はガスがかかって霞んでいた。

 防波堤の上をtera、二ナ、カツコ、タカシ、シライシさんが先頭を走る。途中で、遅れてきたタッキーさんが追いついた。 15人となった。kaizanさんが写真を撮るため前にでた。

 団地を3/4周して、再び一般道路を走る。

 緩やかな上り坂が続く。鴨居港を通過する。観音崎大橋入口の交差点を右折する。長い観音崎大橋の上を走る。 ここからの海の眺めも素晴らしい。前方に観音崎が見えている。砂浜では大勢の人が水遊びをしていた。

 先頭は相変わらずtera、タカシ、kita、シライシさん。その後ろに大勢が続く。しんがりはシマちゃん、二ナ、マサヨ、 タッキーさんとカワタの5人。

 橋を渡りきると海が遠のき、上り勾配の緑に囲まれた山道に変わった。やがて右手に自然博物館、ビジターセンターの白い建物が 見えてきた。

 観音崎公園に続くトンネルの前で全員が揃うまで待つ。トンネルを潜り、海辺の石畳の道を一気に駆け下りると灯台に登る 石段に到着。

 ウッチーさんは足の故障が治り切っていないため、坂道は止めて観音崎のレストハウス近くで待つことになり、 14人が石段を駆け上がっていった。kitaさんが元気で、一気に駆け上がっていった。

 灯台の下で一休みして、海の景色を眺める。ここで集合写真を撮る。

 切り通しの細い階段を登り、樹木が鬱蒼と茂った凸凹の細い山道を進むと、東京湾交通センターの前に出た。

 山道を進む。トンネルがあったが、落石危険のため通行禁止。さらに前に進む。ここから2グループに分れてしまった kitaさんが立ち止まらずそのまま走っていった。その後ろをkaizan、シライシ、カツコ、ショウタロウさんが追って山を下り 待っていたウッチーさんと一緒に、残りを待たずに、ゴールに向かって走っていった。

 残りの9人は、左手の短いトンネルを潜って見晴らし台に到着。残念ながら海上はガスで霞んでいた。 写真を撮って見晴台を後にした。

戦没会員の慰霊碑の前を通り、少しいって右に曲がり、凸凹な、急な下り坂を下りる。

 9人は、レストハウスの前でウッチーさんを探すも見当たらない。先に行った仲間も見当たらない。携帯で連絡を取ると 走水あたりを走っているとのこと。これからレストハウスをスタートすると連絡して走り出した。

 観音崎海水浴場、横須賀美術間の前を通過。京急ホテル裏のボードウォークを走ろうとしたが、先行グループに追いつくため パスして前に進む(先行グループはボードウォークを走ったとのこと)。

 走水港を通過し、走水小学校前の急な登り坂の入口(御所ヶ崎)で先行グループが待っていた。

再び一緒に坂道を走り出した。

 坂の頂上に到着。走水海水浴場が一望できた。

 横須賀水道局のフェンスの向こうに桜林が見える。少し行くと、馬堀海岸の防波堤の上に遊歩道が伸びているのが見えた。 緩やかな登り坂が終わると下り坂になった。一気に駆け下りる。

 防波堤の上の遊歩道を走る。二ナ、kita、タカシ、カツコさんが先頭を走る。シマちゃんがペースをあげて先頭を追う。 その後ろをツカ、シライシ、ハラダさんが走り、しんがりをマサヨ、カワタ、ショウタロウさんが固まって走っていく。 tera、タッキー、ウッチーさんは遊歩道の右下の堤防の上を走っていた。

 2`ほどで遊歩道が終わった。ここまでで10`走ってきた。ここから一般道路を走る。車の量が増えてきた。

 ゴールまで約2`。時計を見ると14時を少し回ったところだった。銭湯に入るのには少し早い時間だ。ペースを落として走り出した。

 途中、車の騒音を避けるため、平行して走っているわき道に入った。堀の内駅の方向を示す案内板があった。ゴールまで残り1`。

 14時15分、県立大学駅前の銭湯「松の湯」に到着。先行グループが待っていて、すでに営業開始しているという。 今日はいつもより早く開いたとのこと。早速430円を払って中へ。40分ほどかけて汗と埃を洗い流す。

 昼食をとっていない人が多いため、昼食兼水分補給をすることになった。kaizanさんとツカさんは参加せず、横須賀を 目指して歩いていった。

 銭湯の隣の中華料理店「榮龍」に入る。店には二組しか客がいなかった。奥の座敷を貸切状態で使う。ビールで乾杯! 水分補給開始した。

 店主から野菜いため2皿のサービスがあった。飲み物は、ビール、日本酒はふんだんにあるが、紹興酒は老酒2合しかなかった。 日曜日は酒屋が休みのため、追加ができないという。 ジャンボしゅうまい、レバニラ炒め、餃子、焼そば(硬軟)、 きゅうりの漬物などを肴に飲みながら情報交換。紹興酒が少なかったのは残念でしたが、美味くて安いお店でした。 今度行くときは予約して、紹興酒を・・・・と思いました。

 約2時間がまたたく間に過ぎ、京急「県立大学駅」から帰路についた。

















◆5月11日(日)丸子川・仙川緑道

 昨日から雨、午後には上がる予報が出ていた。気温14度の肌寒い日。二子玉川は冷たい、細かい雨がまだ降っていた。 改札口付近に、12人の仲間(オダケ、タッキー、CAO、サカモト、マサヨ、ミチコ、kita、シマちゃん、ウッチー、kaizan、 ツカさんとカワタ)が集まってきた。

 12:05、先ほどまで降っていた雨はほとんど止んでいた。駅のコインロッカーは空きがなかったので、Tデパートの 荷物預かり所でザックを預ける。

 246の高架下に行き、ストレッチングをする。

 いつものように写真を撮る。

 CAOさんより丸子川(旧六郷用水)に沿って仙川に行くコースがあるというので、これに変更した。

 今日のコースは、Tデパート→246高架下→二子玉川商店街→丸子川→岡本民家園→仙川水神橋→東名高速→ 世田谷通り→東宝撮影所→小田急→成城学園初等学校→祖師谷公園〜宮下橋の折り返しとなった。

 まず二子玉川商店街を走る。雨上がりのため人通りはほとんどない。オダケ、ウッチー、kaizanさんが先頭になって走る。 CAO、サカモト、シマちゃんが一番後ろを走っていく。

商店街を抜け閑静な住宅街を走ると、丸子川に到着。オダケさんが先頭、少し遅れてウッチー、ツカさん他が固まって続く。

 丸子川は護岸がしっかりしており、雨上がりにもかかわらずきれいな水が流れていた。上流に向かって走る。 左手は住宅が立ち並び、右手は樹木に覆われた小高い丘。新緑がきれいだ。歩道もあり、走りやすい。 オダケさんが少し前に出て、ウッチー、ツカさん他が固まって続く。

 丸子川は途中から水草が生い茂り、風情がでてきた。黄色いあやめが咲き乱れていた。 岡本民家園のあたりから川幅に変化がでてきた。あやめが群生し、あたり一面黄色に染まり、すばらしい景観だ。

 スタートしてから15分ほどで仙川にかかる水神橋に到着。今度は仙川を上流に向かって走る。 トップはオダケ、ウッチー、タッキーさんの3人。今日のタッキーさんは調子がよさそうで、走りが積極的だ。

 仙川も、雨にもかかわらず、比較的きれいな水が流れていた。あちらこちらで鴨が餌を漁っていた。 時々片足を上げて立っているサギもいた。

 東名高速を過ぎたあたりから、花が多くなる。特にバラが多い。紫のアヤメ、残り咲きのツツジ・・・・ 積み木細工のようなアパート群・・・・ポプラの樹が1本そびえていた。

 東宝の撮影所の横を走る。景色が次々と変わっていく。緑が豊かだ。雨に洗われて新緑が一際映えていた。

 小田急の高架の下を通過する。CAOさんはここから折り返し二子玉川に戻っていった。川の両側に校舎が見えてきた。 成城学園の校舎だ。何かスポーツをやっている生徒の歓声が聞こえてくる。畑が多くなってきた。 オダケ、ウッチー、kaizan、タッキー、ツカさんが先頭グループを作り固まって走っていく。少し遅れてkita、シマちゃん、カワタ、 マサヨ、ミチコさんが続く。

 祖師谷公園が近くなってきた。川の上空、たくさんの鯉のぼりが見えてきた。風がないのでぶら下がっているだけだった。

 公園入り口の鞍橋で立ち止まって鯉のぼりを眺め、後続が到着するのを待つ。10人がやってきた。 サカモトさんは途中で折り返したようだ。写真を撮る。

 約5.6`の地点、ここで折り返そうとしたツカさんがまだ走り足らないという。 もうひとつ先の端で折り返すことにして再び走り出した。タッキー、kaizan、オダケ、ツカさんが引っ張り、 ウッチー、マサヨさんとシマちゃんが続く。

 橋で折り返し、祖師谷公園の中に入る。川のフェンスに鴨が三羽止まっていた。園内の花壇はポピーが満開。 公園の出口で、ウッチーさんが低い木を指指していた。桜んぼうの木だった。赤や黄色に色づいた小粒のサクランボが たわわに実っていた。いくつか摘んで口に入れると、甘酸っぱい味が、乾いた口一杯に広がった。みんなが二つ、三つ賞味した。

 再び走り出す。少し陽が射してきた。

 復路は完全に2グループに分かれた。第1グループはkita、オダケ、タッキー、kaizan、ツカさん。 第2グループは、シマちゃん、カワタ、ウッチー、マサヨ、ミチコさんの5人。しかし、東宝撮影所の辺りからシマちゃんが 第1グループを追って、第2グループから抜け出していった。

 二子玉川に戻ったとき、サカモトさんとCAOさんか待っていた。ザックを受け出し、着替えを済ませる。  ミチコさんの姿が見えない。少し遅れていたものの、東名高速あたりまでは姿が見えていたはず。  10分経過、まだ到着しない。携帯に連絡するも留守電になっている。

 20分経過、kitaさんとシマちゃんがスタート地点あたりを探す。25分経過、やっとミチコさんが到着した。 途中で道に迷い、住宅街をさまよって何とか戻ってきたとのこと。これで全員がゴールした。

 銭湯の開くまで1時間近くあり、とりあえず昼食兼水分補給をすることになった。時間が早いので赤提灯はまだ準備中。 飲食店街を歩き回り、開いていたお好み焼き屋に入った。お好み焼きとビールでおしゃべりをして、2時間ほどで解散した。

















◆5月3日(祝)箱根外輪山ハイキング

 週間天気予報では連休中は晴れのはずが、ハイキングの2日前から雨に変った。
 夜も雨が降り続き、朝になっても少し弱くなったが降っていた。
 ネットで予報をみると、小田原では、雨はほぼ止んでいるとのこと。
 参加者は少ないだろうと傘をさして、集合場所の品川駅に向かう。

 雨空にもかかわらず、定刻までに10人(コジマ、ヒロシさんと奥様、カワタ、tera、ノブ(旧まるこめ)、kaizan、 ツカ、シライシさんとお友達のタカツさん)にもなった。
小竹さんとサカモトさんから小田原駅で待つと電話があった。サカちゃんも一緒とのこと。

 7:10発の東海道線に乗り込む。雨のためガラガラの状態。
 藤沢を過ぎたあたりで、大瀧さんから川田の携帯に連絡が入った。
 同じ電車の最後尾に乗りこんだが、誰もいなかったので、4両ほど前まで探したが会えなかったため戸塚で下車したと。
 大雄山駅からのバスに、次の電車で間に合うので大雄山駅で合流することにした。
 8時24分に小田原駅に到着。大雄山線の改札口で小田急に乗ってきた7人(オダケ、さかちゃん、サカモト、カツコさんとリサ、 ハルカ、カナちゃん)が待っていた。

 小田原から大雄山線、3両編成の電車で、のんびりと大雄山駅まで走る。
 発車の直前に大瀧さんが駆け込んできた。JR線から走ってきたようだ。

約20分後、大雄山駅に到着。駅前ではボーイスカウトたちが緑の羽根の募金を大きな声で叫んでいた。
駅前には熊にまたがった金太郎の像があり写真を撮る。

 ハイキングコースの入口は道了尊・最乗寺の境内にあるため、大雄山駅前か道了尊行き9:15発のバスに乗り込む。
 雨上がりなので客は少ないと思ったが、発車までにほぼ満席となった。

 10分ほどバスに揺られて道了尊に到着、降りると、もうそこは参道の入口だった。
 天にも届くほどに聳えたった杉木立の広い山道を登っていくと、大雄山最乗寺である。
 雨は完全に上がっていた。
 茶店、みやげ物店が何軒か並んでいた。

 杉林に囲まれた参道を登る。
  石段の参道は雨で、池のようになっていた。
縁石の上を綱渡りのように進み、三門から境内に入る。

 石段を二度登り、本堂で参拝する。大勢の拝観客がゾロゾロと歩いていた。
 境内は湧き水が豊富で、いたるところで水が飲めるようになっていた。
 金剛水堂というお堂があり、樋から甕に湧水が注ぎこまれていた。
さっそく、皆がペットボトルに補充する。

もう一度、階段を登って御真殿までいくと、大小さまざまな鉄の下駄があり、中でも真っ赤な巨大な下駄が圧巻だった。
下駄の前で記念写真を撮る。

大雄山最乗寺は杉林の中にある曹洞宗の寺です。
この寺の門には仁王の代わりに大天狗、小天狗の像が建っていた。 また、大小さまざまな天狗の下駄がたくさん奉納されていた。
最乗寺は、約600年前の室町時代(1394)、了庵という僧によって建てられたとのこと。
寺の建設に協力した弟子に怪力の持ち主、道了という僧がいた。
寺の完成後、1411年に師の了庵が亡くなると、道了は寺を永久に守護するため、
両肩に翼を生やし、天狗なって、空に舞い上がったという。
境内に白狐に乗った、右手に杖を持ち、左手に縄を握った天狗の像がたっていた。
天狗は明星ヶ岳(924m)に飛び立ったという伝説があります。

 10:10、拝観を終えて、「明神ヶ岳ハイキングコース入口」の案内板のところに戻る。
 登山口にある和合下駄の前を通り、明神橋を渡る。
 ここから明神ヶ岳の頂上まで、約2時間半にわたる登り坂が延々と続く。
 この道は箱根を越えて通る径の仲では最も古い道として使われてきた箱根越えの道とのこと。

 道案内のため川田が先頭になって進む。いきなり岩だらけの急な登り道だった。
 両手を使い、立ち木や岩に掴まりながら登っていく。
 木に掴まると、葉に溜まった水滴が雨のように落ちてくる。
 シンガリはオダケさんが務め、全体を見守っていた。

 10分ほどで緩やかな登りの杉並木の道になった。
 道は雨でぬかるみになっており、たちまち靴やズボンの裾が泥だらけになる。
 でも、雨に洗われた新緑が素晴らしい。鶯の声が聞こえてくる。
 杉の大木に囲まれた、緩やかな登山道を登り続ける。

 ちびっ子、カナちゃんが元気で、小走りに先頭を行き、カツコさんが引き止める声が木霊する。
 気温は低いようだが、雨上がりで少し蒸し暑い。
 汗が出てきて、上着を脱いだり袖をまくったりして暑さ対策をする。

 杉林を行くこと約20分、舗装された林道があり立ち止まると、車がやってきた。横断して階段を登る。

 このコースは道標がしっかりと設けられており、明星ヶ岳までは枝道も無く迷う心配がない。
 カワタは先導を止めて中ほどに入る。

 誰も遅れることなく、殆ど一団となって進む。
 ときどき樹木の隙間から相模湾が見える。

 杉と桧の植林地をしばらく(スタートして45分)登ると、送電線の鉄塔の横に出た。
 小休止してスターと。新緑の道を進むこと20分ほどで、もう一つの林道を横切る。

 5分程歩くと、見晴小屋に到着した。
 ここまで55分。ベンチもあって休憩にはいい場所だ。
 雨が上がり、正面に小田原の市街や相模湾くっきりと見えていた。
 丹沢山塊も見え、ずいぶん登ってきた実感する。

 見晴小屋を後にして少し急な道を登り、樹林帯を抜けると、再び小田原の街並みや相模湾が見えてきた。

 ところどころに山桜や山ツツジが咲いている。足元には小さな、赤いボケの花も咲いていた。

 見晴小屋から10分程で開けたすすきの原に出た。緩やかな尾根上の草っ原の道だ。
 この辺りはコースの中で一番快適なところといわれ、樹林から抜け出た後の開放感が味わえる。
 ちびっ子(ハルカちゃんとカナちゃん)が元気で先頭を歩く。

 コースの脇に錆びた古い鉄塔が立っていた。
 少し進むと、今度は錆びた巨大な歯車が横たわっていた。
 2本目のリフトの鉄塔からの展望はもっと良くなった。
 緩やかな登り勾配の道が続く。
 カナちゃんが少し疲れたか、小竹さんにまとわりつく。
 小竹さんがカナちゃんのザックを背負ってサポートする。

 草っ原が切れた所に一年中枯れることの無いという神明水(湧き水)があった。
 水が樋の先から勢いよく流れていた。
 さっそく咽喉を潤す。

 神明水の脇から、急な岩だらけの道を、手を使いながら登ると、その先は、やや平坦な道となった。
 ピンクの山ツツジを楽しみながら歩みを進める。

 道が再び険しくなった。道幅も細くなり、勾配も急になり、木の根が飛び出し歩きにくい。
 湧き水の流れているところも多く、水溜りがあちこちにある。靴が再び泥だらけになる。

 道が更に険しくなり、子供たちの進みが遅くなり、2グループになった。
 第1グループの姿が見えなくなって、しばらくすると明星ヶ岳と明神ヶ岳との分岐点に出た。
 ここを右に入り、急斜面を登ると最初のスポットの明神ヶ岳頂上だ。

 分岐点で第1グループの仲間が立ち止まって待っていた。
 右手に、溝のような赤土の急な登り道がある。ここを登れば明神ヶ岳の頂上だ。
 雨で滑り台のように見える。
 「戻りもこの道を通るの?帰るが怖くて登れない」と言って、頂上に行こうか、どうしようかか躊躇していた。
 マップを広げ、「戻りは別のルート、比較的緩やかな下り勾配の道がある。」と説明し、納得して登りだした。
 滑りやすい赤土のところ、木の根の飛び出したところ、岩が飛び出したところを、岩やブッシュに掴まりながら登る。

 やがて急に勾配が緩やかになり、展望が広がった。頂上に到着、13時少し前だった。
 数組のハイカーが弁当を食べていた。

 登山口から標高差約870m、3時間かけて登った明神ヶ岳山頂(1169m)であった。
 山頂からは360度の展望が広がる。
 西には、火打石岳、こんもりと盛り上がった金時山などの山並みが見渡せた。
 しかし、その後ろに見えるはずの富士山は厚い雲にさえぎられ、まったく見えなかった。残念!
 南には、下の方に強羅の街、上の方に小涌谷と大涌谷の水蒸気が上がっているのが見える。
 北東から東には、丹沢の山々と相模湾が見渡せる。

 さっそくシートを広げて待望の弁当タイム。
 景色を眺めながら、持参した弁当を食べる。
 山頂は風が意外と弱かった。
 ほかの登山客も休んでいる。
 気圧が低いようだ。オダケさんが持ってきたパンの袋がパンパンに膨れていた。

 カワタとノブさんは、まず燃料補給のため日本酒を・・・・
 teraさんに奨めたが、まだ途中なので断られた。
 山での酒はやっぱり美味しいが、まだ行程の半ばなので、コップ一杯で切り上げる。
 ヒロシさんは最乗寺で汲んできた湧き水でコーヒーを沸かす。

 食後、頂上を歩き回り、景色を楽しんだり写真を撮ったり・・・・

雲が低くなってきた。先ほどまで見えていた大涌谷、金時山も雲に隠れてしまった。
足元にも白い霧が流れてきた。山の天気は変りやすい。

13:40、撤収。明神が岳から、次の明星ヶ岳を目指して出発した。

標高差670m宮城野温泉までは、明星ヶ岳近くの数ヵ所のアップダウンを除いてひたすら下る。

 頂上のすぐ下は、やや急な下り坂で、道の両側に低い潅木、マユミの林が続く。
 ツカさんがヒロシさんの奥様と並んで歩き、マラソンの楽しさを話していた。
 全員、快調に山道を下っていく。ところどころに山桜が咲いていた。
 足元には小さなボケが赤い花を咲かせていた。
 鶯の鳴き声が続く。ときどきヒバリ?の鳴き声が聞こえるてくる。

 右手は谷で、展望がよく、下のほうに強羅の街並みが見える。緩やかな下り坂を進むく。

 14:20、鞍部に到着、ここは明星ヶ岳と宮城野への分岐点であるる。  明星ヶ岳を目指して、箱根連山が見渡せる下りの道を進む。
 ここから緩やかなアップダウンが4、5回繰り返し、明星ヶ岳に至る。
 目の前になだらかな明星ヶ岳が見えてきた。

 緩やかな登りではあるが、しだいに息遣いが荒くなる。
 ヒロシさんの奥様が少し疲れたか、進みが遅くなってきた。
 長老コジマさんの歩みは、まったく変らない。

 15:00、明星ヶ岳と宮城野の分岐点に到着、右は宮城野へ降りる道。
 明星ヶ岳の頂上を目指して、ほぼ平らな広い草原のような道を直進する。

 200bほど行くと左手に古い鳥居と祠があった。注意しないと見落とすような場所だった。
 曽御嶽大神の石碑と祠だけのさびしい佇まい。
 祠の前に一升瓶が供えられていたが、祠の中は空っぽだった。

ここは明神ヶ岳山頂と違い、潅木に囲まれて展望が全くない。
一休みして来た道を引き返し、左手の分岐点から宮城野に下りる尾根道に入る。

ここからは、けっこう急坂で、足早に下っていく。
まず、両側が竹林になっている、薄暗い道を下る。

下り勾配がだんだんと急になる。土の道から木の根の多い道へ、更に岩の多い道に変る。
段差も高くなり、木や岩に掴まりながら降りる。

膝がガクガクと笑い出した。
何度もバランスを崩し、転びそうになる。無理をせずに足元を確かめながら慎重に降りる。

やがて車の車の行き交う音が聞こえてきた。
大文字焼きの掲示板があり、横を見ると山肌に「大」の字に樹木が途切れているのが見えた。

ひたすら急な坂道を降りる。車の音が大きくなり、樹木の隙間から民家の屋根が見えてきた。
でも、なかなか下り坂が終わらない。ひたすら下り続ける。

突然、樹木が途切れて、舗装道路が眼下に見えてきた。15:30、ハイキングコースの出口に到着。
しばらくは砂利道を降りる。

別荘地らしい舗装された下り坂を下りる。やがて車の行き交う道と合流した。
途中、コンビニで食べ物を買って、町営の宮城野温泉会館へ。

16:20、宮城野温泉会館(休憩室利用で、1050円)到着。
あまり大きな湯船でないが、露天風呂もあった。
洗い場の蛇口が4ヶ所しかないのが欠点だが、客が少ないのでゆっくりできた。

湯から上がって、二階の休憩室(大広間)へ。そこには一組の先客しかおらず、貸切り状態となった。
一階の売店でビールなどを買い込んで1時間ほど水分補給。ランニングの話で盛り上がる。
なお、勝子さんから大量のビールの差し入れがあり、みんなで美味しく頂きました。ありがとうございました。

18:00、温泉会館の前で写真を撮ってバス停に向かった。

200bほど離れたバス停へ向かう。>p>

バスは、最初は順調に走っていたが、大平台あたりから渋滞が始まった。
30分も経過したが少し進んでまた止まる・・・・を繰り返しなかなか進まない。
渋滞は、今日は小田原で北条五代祭があるためだと、バスの運転手がいう。
時間はどんどん経過していく。

結局、箱根湯元で下車し、小田急ロマンスカー組と小田原からJR利用組に別れて解散した。

振り返ってみると、泥んこ道には苦しめられたが、雨も完全に上がり、時々陽も差して、まあまあの天気に恵まれと思います。 しかし、緩やかな家族連れ向けのコースだと思ったが、結構タフなコースだった。
神明水のあたりの登り坂と明神ヶ岳の直登する坂、特に明星ヶ岳から宮城野への下り道が厳しかった。 また、長老・コジマさんのタフさに脱帽しました。












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