品川走遊会・平成17年5月の活動報告


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 品川走遊会は 品川区を活動の拠点として、1997年10月無理せず、楽しく、強制せずをモットーに、 ジョギング、水泳、ハイキング等の軽いスポーツ活動等を通じて、会員の健康維持、相互親睦及び仲間作りを 目的に結成されました。活動状況をこのページで報告します。

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更新日:平成17年5月30日












◆5月28日(土)平和島ラン

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 曇の予報が外れ太陽が顔を出し、暑い練習日となった。文化センターに15人(カワタ、スー、ひろりん、ウノ、かめちゃん、 セキ、つか、ハナダ、道民、ウッチー、kaizan、キムラ、タック、しまちゃん、クラさん)がやってきた。しまちゃんは出張で 上京し、神戸に帰る途中の参加でした。ニナさんが途中の勝島橋の辺りで合流して16人となった。

 今日は京浜運河緑道公園から大井中央海浜公園の広い歩道を通り、新平和橋→平和島公園→平和の森公園→第一京浜→品川 区民公園→海岸通り→文化センターまでの約10`を走る。

 道民さんの号令で隣の公園でストレッチングを済ませ、京浜運河にかかる大井ふ頭橋からスタートした。八潮周回コースの スタート地点の八潮橋下までは、アップを兼ねてスロージョグで行く。橋の下で記念写真を撮って走り出した。

 ウッチーさんがいきなり飛び出し、オレンジ色の背中が次第に小さくなっていった。道民、タック、かめちゃん、kaizan、 カワタ、つか、ひろりん、しまちゃん、ハナダさんが固まって走る。少し遅れてウノ、クラ、キムラ、スー、セキさんが 走っている。ハナダさんが先頭グループで走るようになってきた。勝島橋の交差点近くで、走ってきたニナさんが合流した。

 脚の故障がほぼ治ったkaizanさん、軽快な走りに戻り、いつものようにデジカメを片手に、仲間の写真を撮り続けていた。 いつも最初はハイペースのスーさんは今日は後ろについて淡々と走っている。道民さんとヒロリンさん、並んで走り、 おしゃべりに熱中している。

 勝島橋の交差点で飛び出したウッチーさんが信号待ちしており、全員が追いつき、再び一緒に走り出す。ここから新平和橋 までは広い舗道があり、その右手は京浜運河に沿った大井ふ頭中央海浜公園がある。道民さんは明日、日曜日に千葉の60` レース出場のため、勝島橋辺りで中止し、自転車を取りに自宅に戻った。途中から海浜公園に入る。大勢の人が集まっており、 幾つかのグループがバーベキューをやっていた。

 先頭はウッチーさんとkaizanさん。少し遅れてかめちゃん、タック、つか、ヒロリンさんが続く。かなりペースが上がって いるようだ。ハナダさんのペースが少し落ちてしまちゃんと並んで走っている。その後ろに、腕を低く下げてウノさんが続いて いた。50bほど後ろにクラ、セキ、キムラさんの3人が続いていた。最後尾はスーさんでした。

 新平和橋手前でkaizan、ウッチー、かめちゃん、ニナさんが競い合うようにペース上げる。橋を一気に渡り、平和島に入る。 スーさんのスピードが次第に落ちて、グループから次第に離されていく。セキさんがスーさんのペースに合わせて付いていく。 高速道路の歩道橋を渡ると平和島公園の入口があった。カワタ、クラさん、キムラさんが赤信号に引っかかり、先頭グループ から引き離されてしまった。

 平和島公園の林の中を一周し、次の平和の森公園に入る。ここは池を囲んで鬱蒼とした林が囲んでいる。先頭グループは コースを外れて環7からミハラ通りを走り平和島口交差点に出た。遅れた3人が林の道を抜けると、第1京浜に出て、 信号待ちをしていると、先頭グループがやってきた。遅れていたセキさんもここで合流し15人が揃った。セキさんからスーさんは 近道を歩いて戻ったと連絡があった。セキさんは地図を見ながら、スーさんが途中の橋を渡れるかどうか心配していた。

 再び15人が第一京浜を一緒に走り出した。途中で数えると一人少なくなっていた。しまちゃんがいない。後で聞いてみたら、 大森北あたりにある昔の住んでいた社宅を見に行ったとのことでした。第1京浜を500bほど走ると品川区民公園の入口があった。 水族館近くの池の辺に出た。公園内を走り、北門から外に出る。

 kaizanさんの案内で運河に沿って走る。ウッチー、かめちゃん、タックさんが遅れずについていく。今日はかめちゃんの 積極的な走りが目だっていた。やがて海岸通りに出て鮫洲橋を渡る。橋を渡ったところに花壇があり、真紅、ピンク、黄色の バラなどが満開になっていた。先頭グループはここで立ち止まり、後続を待っていた。再び全員が一緒になって走りだした。 しばらく行くと、道民さんが自転車で追いかけてきて伴走を始めた。今日は、あちらこちらでお祭りがあり、この通りにも 子供のお神輿がねり歩いていた。

 約1時間10分走って文化センターに到着、練習会が終了した。ウオーキングのスーさんも戻ってきた。今回は流れが いつもより少し速かったようでした。しかし、先頭グループが信号待ちや数箇所で立ち止まって後続が追いつくのを待ってくれた おかげで、遅い人もほとんど一緒に走ることができた。

 シャワーを浴びて一旦解散し、希望者で水分補給をすることになった。青物横丁までの途中、店を探したが時間が早くどこも 準備中だった。青物横丁駅付近にも開店していることころは無く、諦めて散会した。










◆5月22日(日)代々木公園ラン

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 曇り空が一転、太陽が顔を出した。ジョギングには少し暑い日になった。

 参加者はアサミ、スー、だんな、ウッチー、ともこ、kaizan、つか、オオタキ、カワタ、道民、さかちゃん、tera、 たかし、ハナダ、おすみ、海苔、カツコ、やまちゃん、タックさんの19人。ウッチーさんは先に来て、公園内にのぼりを 立てて基地を作って待っていた。あさみ、おすみ、海苔さんは国立競技場での練習を済ませてからの参加。ダンナは名古屋から 出張で上京し、練習会に参加。海苔さんは初参加でした。ウッチーさんとteraさんは昨日芦ノ湖のアップダウンの繰り返す コースで、ハーフを走ってからの参加でした。

 怪我をしている人が多い。ダンナは転んで膝を怪我、オオタキさんは急に練習量を上げたため膝を故障、道民さんは背中が 板のように張って走れず、3人はカメラマンと荷物番にまわった。kaizanさんは故障がようやく治って馴らし運転を開始した ところでした。

 公園入口に黒い皮ジャンスタイルの異様なヘアースタイルの男たちがアンプのボリュームを一杯に開けてツイストを踊り 狂っている。園内は目が痛くなるほどの新緑で、道は人で溢れていた。

 今日は園内のサイクリングロードを中心に、ところどころ変化をつけた1周約2.1キロのコースを走る。ストレッチングを 終えて、全員で記念写真を撮る。

 1周目、道案内のカワタを先頭にして走りだした。カツコ、つか、タック、ハナダ、たかし、kaizqnさんが先頭グループを 作って走っている。ハナダさんが積極的に前に出て走っている。少し遅れてやまちゃん、tera、海苔、あさみさんが続いている。 kaizanさんはいつものようにカメラを片手に先頭になったり、立ち止まったりして仲間の写真を撮っていた。少し離れて ウッチーさんとトモコさんが走っている。一番後ろをスーさん、さかちゃん、おすみさんがマイペースで走っている。 スーさん、珍しく抑えて走っていた

 サイクリングロードから右側の林の細道に入る。隣は明治神宮だ。新緑の樹林の中、空が見えないほどに葉が重なっている。 子供専用のサイクリングコースがあり、柵で囲まれ、以前は入れた林のコースに入れなくなっていた。

 公園管理事務所の裏の下り坂を一気に駆け下りる。次は登り坂だ。坂の途中からホームレスのブルーテントの小屋がずらりと 並んでいる。以前より増えているようだ。織田フィードの横の南門までテント小屋が並んでいた。南門を過ぎて渋谷門まで 来ると、急に散策をしている人が増えた。歩行者にぶつからないよう気をつけながら走る。女子高校生グループがライブの 準備をしていた。ハナダさんのペースが落ちて後ろのグループに吸収された。

 やがてオレンジ色のノボリが見えてきた。道民さんがデジカメを構えて仲間を撮っていた。オオタキさんは膝を冷やしたり、 腿上げをして筋肉強化に余念がない。先頭のツカさんはここで小休止。空は時々曇るだけで、次第に暑くなってきて、汗が シャツを濡らすし、黒い模様になっていた。

 2周目もカツコ、タック、たかしさんが先頭になって走っている。teraさんとやまちゃんがペースを上げて先頭グループ 入りした。長い帯になって走っている。途中でコースが分からなくなった海苔さんが公園管理事務所前で息切れをしたカワタに 追いつき、しばらく一緒に走ったが、次第にペースを上げて走り去っていった。

 先頭グループは3周目に入った。暑さのせいか、2周で止める人が出てきた。次第に基地の人数が増えてきた。最後に たかし、山やまちゃんとカツコさんがもう1周して練習会が終了した。

 着替えを済ませ、一旦解散し、希望者で水分補給をすることになった。kaizan、つか、あさみ、道民、だんな、おすみ、 海苔さんは所用があって帰った。残った12人で、駅横のコンビで飲み物とツマミを買ってきて青空の下で水分補給が始まった。 ダンナから差し入れされ名古屋名物の海老煎をツマミに、ウッチーさんの保冷バッグから取り出したビールなどで1時間少々、 情報交換をして解散となった。










◆5月15日(日)洗足池とその周辺ラン

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 ぱらついていた小雨も午後1時前には上がり、太陽が顔を出した。午前中は約16度と低かった気温も急に上がりだした。東急 池上線「洗足池駅」にスー、ウッチー・ともこ、オオタキ、みちこ、kumiko、カワタ、セキ、tera、ニナ、かつこ、fujinori、 ひろりん、タックさんが集まった。少し遅れてジンペイさんが到着した。皇居レースを終えた修ちゃんとマルコメさんがやって きて17人となった。

 洗足池のほとり、洗足池図書館の裏にある妙福寺に入る。1282年、日蓮上人がここの松に袈裟を掛け池の水で足を洗ったこと から「袈裟掛けの松」、池を「洗足池」と呼ばれるようになったと伝えられている。門をくぐると左手に直径15aを越える竹が 林立している竹藪、境内にはたくさんの銀杏や松の木があり、池のほとり「御袈裟掛けの松」の二つの碑の前の小さなお堂が あった。荷物をお堂の濡れ縁に置いて隣の洗足池公園に向かう。

 今日は1周1`の洗足池を周回するコースを走る。公園の広場で輪になってストレッチングをしてから池の周囲を反時計方向に 走り出した。1周目はカワタがコースの案内役を買って先頭になって走る。走り出してすぐに右手に勝海舟の墓所がみえてきた。 ここには、勝海舟夫妻の墓が仲良く並んでいる。この墓所から約100bのところに海舟の別邸があったことを記した掲示板があった。 墓所の隣には西郷隆盛の留魂祠が建てられている。

 池に沿って左に曲る。右手は桜で有名な洗足池公園。左手に弁天島が見えている。キャンバス立ててせっせと筆を進めている人が いた。散歩を楽しんでいる人も大勢おり、注意しながら走る。右手の小山の木の隙間から馬の銅像が見えた。千束八幡神社(別名 「旗揚げ八幡」)だ。「宇治川の先陣争い」で有名な名馬「池月(いけつき)」の銅像だった。

 先頭のカツコさんとニナさんがコースを間違えて千束八幡神社前の池月橋(太鼓橋)を渡ろうとしたとき、後ろから声がかかり ニナさんがコースに復帰した。塊りも少し長く伸びてきた。ニナ、かつこ、タック、fujinoriさんとカワタの5人が第1グループ。 第2グループは、スー、ひろりん、tera、ともこ、オオタキ、ウッチーさん6人。少し遅れてkumiko、みちこ、セキさんが第3 グループを作って走っている。

 中原街道に出た。ボート乗り場の建物の前を通過し、信号で左折すると妙福寺前の登り坂があり、登り切って公園に入ると 1周目が終了した。

 二周目から長い帯になった。先頭は相変わらずニナ、かつこ、タック、fujinoriさんの4人。一番後ろはオオタキ、みちこ、 kumiko、スー、セキさんが走っている。荷物を置きにいってスタートが遅れたジンペイさんが一人で走りだした。teraさんが ペースを上げて第1グループに迫っていた。

 三周目はいくつかのグループに分かれてしまった。でも、池の周りの木の少ないところでは走っている人達を確認することができる。 ジンペイさんが仲間に追いつき、fujinoriさんと一緒に走り出した。

 4周、5周と走り続ける。ニナさんが周回コースから外れて、信号を渡り洗足池駅の方に走っていった。

 カワタも続こうとして信号待ちをしているとミチコさん、kumikoさんと修ちゃんがやってきて一緒に走りだした。洗足池から 流れ出す小川に沿って走る。数年前までは悪臭をはなっていたこの小川は綺麗に整備され、所々には水草も茂り、水も綺麗に なって鯉などが泳いでいた。町内会の人達が川底を浚っていた。洗足池駅から約1.3`、東雪谷の坂の下で折り返す。直前に ニナさんとすれ違った。

 12時40分、全員が妙福寺のお堂の前に戻ってきた。着替えを済ませ、希望者で水分補給をすることになった。そこへ皇居30` ランを走り終えたマルコメさんがやってきた。所用のあるカツコさんは帰り、teraさん達5人が飲み物と食べ物の調達に出かけた。

 再び空が曇ってきた。黒い雲が流れている。ウッチーさんが水分補給の場所を探しにいき、池に突き出して作られている大きな 四角いベンチのある場所を確保した。前は池、後ろは木立の絶好の場所だった。買出し部隊がなかなか戻ってこない。空模様が 怪しくなり、ポツリと雨粒が落ちてきた。

 約30分して買出し部隊が戻ってきた。早速ベンチの周りにシートを敷き、ベンチの上に買ってきたビールやつまみを並べて 水分補給が始まった。頬に当たる雨粒の数が次第に多くなってきた。空はどんよりと暗く天気が良くなりそうも無い。この場所を 諦めて、近くの葉の生い茂った大木の下に移動した。木が傘の代わりをしてくれて雨はほとんど当たらない。雷が鳴り続いている。 鳩がたくさん寄ってきた。鳥が嫌いなミホリンさんが悲鳴を上げる。ハイピッチで飲み、食べ、おしゃべりが続く。

 雨が次第に本降りになり、公園から人気がなくなってきた。水分補給もそろそろ終りに近づいてきた頃、木の下にも大粒の雨が 落ちてくるようになり、とうとう諦めて後片付けをして木の下から出た。雨は本降りとなっていた。駆け足で洗足池駅に戻った。 しばらくして空が少し明るくなってきた。雨で少々落ち着かなかったが、練習会が無事に終了した。








◆5月8日(日)湯河原・幕山ハイキング

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 曇り、気温18度、雨の心配の無いハイキング日和、15人が参加した。朝7時には品川駅ホームに13人(スー、yuki、ウッチー、kaizan、ツカ、 オオタキ、カワタ、キムラ、さかちゃん、セキグチ、tera、タカシ、やまちゃん、タックさん)が集まった。途中からケイコさんと やまちゃんが乗り込んで15人となった。  歴史のある石仏群、しとどの窟を見学したり、新緑豊かな山道を歩き、たっぷりと森林浴、幕山山頂での特製鍋、下山して ラドン温泉と浮世の憂さを忘れて楽しみました。さすが走遊会、鶯の声を聴きながら、約4時間の山道を余裕で歩き切りました。

 7時15分発の熱海行き電車の3両目に乗り込む。始発のためガラガラ状態。隣合う4つのボックス席に座る。戸塚からケイコさんが、 大船駅からやまちゃんが乗り込んできた。この辺りからぼつぼつ立っている乗客が目立つようになってきたが、1両目と2両目は、 座席が半分以上も空いていた。尼崎市の脱線事故の影響がこんなところにも出ているようだ。

 大船を過ぎた頃から太陽が顔を出した。8時55分、湯河原駅に到着。空は再び曇りとなっていた。観光案内所でラドン温泉の 割引券を貰ってバス停で並ぶ。

 9時25分発の元箱根行きバスが到着、他に乗客はおらず、貸切り状態で発車。途中から数人が乗り込んできただけ。温泉場を 通り過ぎて、登り坂の山道に入る。道は右に、左に何度も何度も曲りながらドンドン登っていく。大型バイクがカーブで体を 倒しながら爆音を響かせ猛スピードで追い越していく。

 9時50分、しとどの窟バス停で降りる。ちょっとした広場があり、20人ほどのライダーがバイクを並べて休んでいた。ここから 約100b先にある城山トンネル入口がハイキングのスタート地点となる。全員で写真撮ってスタートした。

 スタートして1分、トンネルをくぐるとすぐに道標があり、これに導かれて右手の細い急な坂道を下る。鬱蒼とした樹木に 囲まれた苔むした道の片側には灯篭と古い弘法大師の石仏が何十体も安置されており、神秘的な雰囲気をかもし出している。 右や左に数回曲り、下りきったところが幕山への分岐になっていて、ここから左手にひと登りでしとどの窟がある。正面に小さな 滝が落ち、その裏が大きな窟になっている。窟の中には石仏や石塔が安置されている。どこかから修験者でも出てきそうで、 ちょっと厳粛な雰囲気になる場所だ。この窟はその昔、平家討伐の兵を挙げた源頼朝が石橋山の戦いに敗れ、土地の豪族土肥実平の 助けによって5日間身を潜めた岩屋とのこと。天井となる岩盤の中央付近から水が滴り落ちていた。

 再び幕山へのコースに戻る。赤い大きなザックを背負ったやまちゃんが先頭になって、岩がゴロゴロしている急な下り坂を、 足元に気をつけながら降りる。しんがりはteraさんが勤めている。鳥の声があちらこちらから聞こえてくる。鎖場があった。 それほど険しい道ではないが、左は深い沢、右は壁のような山肌、やっと一人が通れる細道を、時々鎖に掴りながら通り抜ける。 沢を流れる水音が次第に大きくなってきた。昨日の雨で水量が増えているようだ。沢をいくつか渡り、細い山道を一方的に下って いく。ときどき鶯の声が聞こえてくる。

 10時45分、いきなり目の前が開けて舗装道路にでた。一休みする。目の前にすり鉢をひっくり返したような形をした幕山が あった。緑の山のところどころに切り立った灰色の岩肌が露出していた。ここで一休みする。この間、わずか2人のハイカーに 出会っただけだった。

 新崎川に沿った道を上流に向かって歩く。海山さんの歩きが次第に速くなって、少しずつグループから抜け出していく。 クスノキの純林があった。新崎川に流れ込む沢には小魚が泳いでいるのをteraさんが見つけ、皆が覗き込んでいた。。新崎川の 橋を渡ると右手に幕山への道標があった。幕山まで1700bと書いてある。再び土の山道を登る。大きな石が飛び出しており、 歩きにくい。

 緩やかな登り坂の次にまた少し急な岩が飛び出した道に変わった。10分ほどで景色が変わった。 道の両側に3〜4bほどの笹(箱根竹と言うそうです)が隙間無く生い茂り、所々に伸びた笹が頭上に追いかぶさり、 トンネルのようになっている。道は緩やかな登りが続く。ヒノキ林の中に入った。階段が続く。カワタ、けいこ、スーさんと やまちゃんが一番後ろをついていく。その少し前をyukiさんが一人で歩いていた。

 幕山への分岐点を知らせる道標があった。案内にしたがって右に入る。きれいに整備された平坦な。防火帯を道が続いている。 登りやすい草山で前方近くにピークが見える。しばらく行くと丸木で土止めをした階段の道になった。それほど急ではないが、 だらだらと長い道で、脚が次第に疲れてくる。山頂は近いようだ。左手の木々の間から真鶴方面の海が見える。

 頂を過ぎても道は続いている。少し下ると再び階段の登り道になった。これが本当の幕山山頂に続く道のようだ、

 12時過ぎに幕山山頂に到着した。幕山は標高625メートルの草山(カヤトの原っぱ)で樹木など遮るものがないので展望は すこぶるよい。東に房総半島、西に伊豆半島をあおぐすばらしい眺めであるといわれているが、残念ながら海上はガスっていて 真鶴半島の先端がようやく見えるだけであった。頂上の広場には数人のハイカーがシートを敷いて弁当を食べているだけだった。

 シートを広げ、芋煮鍋の準備をする。今日はウッチー、tera、やまちゃんとカワタの4人が鍋とコンロを持ってきている。 早速持ってきた水と食材を集め、鍋に水を入れてコンロに火をつける。肉、きのこ、ねぎ、油揚げ、豆腐などを入れて煮えるのを 待つ。ビールで乾杯、朝食兼水分補給が始まった。タカシさんが持ってきたワインが皆のコップに注がれる。鍋が煮えるまで teraさんが作ったドレッシングをかけた胡瓜のサラダに人気が集まった。鍋が煮え、次々と鍋が空になり、次の鍋が作られる。 最後はうどん作りの本職のオオタキさんが作った讃岐うどんの煮込み、タカシさんが名古屋から持ってきた八丁味噌味で煮込んだ きしめんで締めくくりとなった。鍋奉行のウッチー、kaizan、やまちゃん、ご苦労様でした。

 下山、帰りは砕石の敷かれたゆるやかな丸太の階段の道。湯河原の街や真鶴半島を見下ろしながら登山道をジグザグに繰り返し 降りて行く。途中にあった休憩小屋には立ち止まらず一気に降りる。幕山公園の近くにロッククライミングの練習場があった。 数人のクライマー達が影のように切り立った岩に貼り付いていた。

 ロッククライマーを横目に見ながら幕山公園に入る。既に梅は小さな実をつけて、緑一色となっていた。石楠花のシーズンも 終わり、ツツジが少し咲いているだけだった。水場で汗にまみれた顔や手を洗い一休みする。

 静かな山里の道を通って、途中五郎神社に寄ってから湯河原駅に向かうことになった。左手はみかん畑、右手は新崎川。車の 往来は少ない。無人のみかん販売所があちらこちらにある。大きな甘夏ミカンは2個200円が相場のようだ。中には試食用の ミカンも置いてあり、これは無料なので次々と手が伸びた。道を少し進んでいくと、左手にこんもりとした五郎神社の森が見えて きた。

 幕山公園から20分ほどで五郎神社(鎌倉権五郎景政が祀られている)到着した。鳥居をくぐり短い石段を登っていくと本殿が ある。元亀年間(1570年)創立されたという。神社の前には鍛冶屋バス停があって、バスの折り返し点になっている。解説板も あったが長年の風雨に晒されて文字がかすれ、残念ながらほとんど読めない状態だった。鳥居の前にはクスノキの巨木があり、 シメ縄で飾られていた。この神社は神官が無住のようでひっそりと静まりかえっている。ご朱印帳を持ってきたyukiちゃんが 残念がっていた。

 五郎神社を出て10分足らずで新幹線の高架が見えてきた。やがて車の行きかう道にでた。道角には数体の古い石地蔵が立って いた。右に曲って約10分歩くと東海道線の線路に到着、この下を潜るとすぐに湯河原駅に通じている細い道に入る。歩くこと 10分、ホテル城山のラドン温泉に到着した。駅から徒歩2分のところにあるホテル城山のラドン温泉は伊豆箱根唯一の施設で、 天然温泉をはじめラドン温泉・サウナ・滝湯・展望桧露天風呂と色々楽しむことが出来る。

 湯から上がり、まったく客のいない休養室を占領する。側の自販機からビール、缶酎ハイなどを買って、山下さんが背負って きた煎餅、ピーナッツ、チョコレートなどをつまみにして一寸した酒盛りが始まった。タックさんがハイピッチでビールを飲み 干し、すぐに補充に走る。さかちゃんは缶酎ハイがお気に入りの様で、一缶飲み干すと二缶目を開ける。

 5時、温泉を後にして、湯河原駅に向かった。駅の売店で、数人が車内で飲むビール、缶酎ハイ、日本酒を買い求める。 水分補給がお好きな人が多いようだ。5時20分発の電車、ガラガラ状態で、結局隣り合わせのボックス席4つ確保し、再び水分 補給を始める人、おしゃべりを楽しむ人、それぞれが時間のたつのを忘れる。大船駅でやまちゃんが、戸塚駅でケイコさんが、 川崎でオオタキさん他が降り、少しずつ人数が減っていった。午後7時少し前に品川駅に到着し、解散となった。









◆5月3日(日)横須賀シーサイド・ラン

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 曇り、気温23度、風も無い比較的涼しい日、京急浦賀駅にスー、ウッチー、ともこ、kaizan、ツカ、オオタキ(新会員)、 けいこ、カワタ、キタ、キムラ、さかちゃん、tera、タカシ、ゆりへい、ニナ、じんぺい、かつこさんとやまちゃんが集まった。 新人のオオタキさんは大田区にお住まいで、テニスはやっているが走ったことは無いので走れるところまで付いていくと話して いました。修ちゃんとミホリンさんは走水の辺りで合流することになっている。

 今日はやまちゃんの幹事で、浦賀から横須賀まで、途中の観音崎公園の散策いれて、海を眺めながら約13`を走る。ゴールは 温泉「のぼり雲」。

 浦賀駅前の広場でキムラさんの号令でストレッチングをしてから、13時20分、浦賀駅を出発した。

 住友重機浦賀ドックの長く伸びた、古びた工場の横を走って、東叶神社に向かう。商店街の細い道を縦1列になって走り、 1`足らずで新町の三叉路に到着、右の道に入る。潮の匂いがだんだんと強くなってきた。民家の隙間から海が見える。漁船や 網の干してあるのが見える。

 カワタが道案内となって先頭を走り、ともこ、タカシ、さかちゃん、ニナ、ゆりへいさんが固まって続いている。新人の オオタキさんも二番手グループに入って走っている。今日は距離を意識してか、いつもは飛び出すスーさんが後ろの方を走って いる。足の故障が治っていないkaizanさんも後ろの方で走っている。やまちゃんとジンペイさんがしんがりとなって走っている。

 東叶神社の鳥居が見えてきた。ここを過ぎると右手に海が広がっているのが見えてくる。

 かもめ団地に到着。約0.5`にわたって伸びている防波堤の上を走る。防波堤の上には数人の釣り人が竿を伸ばして当たりを 待っていた。釣竿に注意しながら走る。曇り空のため、海は鈍い灰色をして広がっていたが、海岸近くはエメラルドグリーン だった。

 相変わらずトップはトモコさん。少し遅れてtera、ツカ、ニナ、かつこ、タカシさんが続いている。さかちゃん、きた、キムラ、 スー、やまちゃん、少し離れて、けいこ、ウッチー、じんぺいさんが最後尾を走っている。

 かもめ団地を過ぎると緩やかな登り坂となった。やがて鴨居港を通過し、観音崎大橋に到着。海にかかる橋で、ここからの 眺めがすばらしい。しばらく走ると海に突き出た観音崎が次第に大きくなってきた。

 浦賀駅から約4`地点、多々良浜。トモコさんのペースが少し下がり、ウッチーさんが少しずつ前に出てきてカツコ、つか、 ゆりへい、タカシ、北、ニナさんと一緒に走りだした。50メートルほどうしろをケイコ、さかちゃん、オオタキ、kaizan、 スーさんとやまちゃんが走っている。オオタキさんはまだしっかりとした足取りで走っている。しんがりはジンペイさんが務めて いた。

 多々良浜海水浴場を過ぎて観音崎自然博物館に到着。観音久崎公園の入口だ。小さなトンネルを潜って観音崎公園の磯にでる。 この公園一帯は、明治時代から砲台が築かれたり、軍の要塞になっていたため、 戦争が終わるまでは一般の人は立入禁止だった ようだ。そのため自然が良く残されている。公園は、変化に富んだ岩礁・砂浜や海岸線と、緑豊かな広葉樹で覆われた丘陵地帯で できている。

 レンガ造りの砲台跡、明治2年(1869)正月元旦に点灯された日本最初の洋式灯台 (現在は三代目)をはじめ、東京湾を出入する 船の安全を守る海上交通センター、展望台、戦没船員の碑、花の広場や遊歩道などがあり、よく晴れた日には、房総の山々や 東京湾に出入りする船、 横浜のランドマークタワーなどが眺められるという。

 ここで2グループに分かれた。1グループは直行組(ウッチー、ともこ、kaizan、つか、ゆりへい、かつこさんの6人)は 「のぼり雲」までそのまま走る、もう1グループは公園散策組。

 散策組はやまちゃんの案内で灯台、真っ暗でひんやりとしたトンネル、砲台跡、展望台を見学してから走水港側の道路に降りて 再び走り出した。スーさんと大瀧さんはゴールまで走る自信が無いため、走れるところまで走り、あとはバスに乗って「のぼり雲」 に行くことになった。

 走水港近くで待っていた修ちゃんとミホリンさんが合流して一緒に走り出した。二人は直行組にも出会っていた。走水海水浴場を 過ぎると下り坂になり、左手に積み木細工のような馬掘団地が見えてきた。右手は馬堀海岸の防波堤が延々と続き、海上にボッカリ と猿島が浮いているのが見える。防波堤の壁には色々とりどりの絵が描かれており、目を慰めてくれる。

 タカシ、みほりん、北、ニナ、teraさんが先頭になって走っていく。馬掘り海岸に入ってから、ミホリンさんさんが時々立ち 止まるようになった。前の霞ヶ浦マラソンで痛めた膝が治りきらず、痛みがでているとのことでした。先頭から少し遅れて、 修ちゃん、カワタ、さかちゃん、けいこ、キムラさんが最後尾を走っている。すでにオオタキさんとスーさんはどこかでバスに 乗ったのか、二人の姿は全く見えなくなっていた。

 三春町の陸橋の手前で県立大学駅に続く左側の道に入る。先頭はニナ、タカシ、tera、北さんが引っ張っている。かなり離れて 修ちゃん、やまちゃん、ミホリン、カワタ、さかちゃん、けいこさんとキムラさんが続く。

 県立大学駅に到着。駅の裏側は急な登り坂が待っていた。のぼり雲までは1`余。無理をせず歩いて登る。坂が終わり、右側に 緩やかにカーブしている商店街を走る。やがて車の往来の激しい道に出た。不入斗公園の標識が目に飛び込んできた。残りは0.5`、 疲れた脚に鞭を入れる。

 15時50分、のぼり雲の到着。直行組は20〜30分前に到着していると温泉の係の人から教えられた。かつこさんは温泉に立ち 寄らずに帰った。大瀧さんと祝美さんはバスではなく、タクシーを使って既に到着していた。ここは、ナトリウム−塩化物・ 炭酸水素塩泉で、内湯、露天風呂、歩行浴、水風呂、サウナなどがある。公園散策組が入るときは、直行組が上がるところだった。 温泉に入り汗と埃を洗い流す。

 湯から上がり、階下のレストラン「海山十題」に行く。まず湯上がりセット(ビール、枝豆、キムチなどのセット)で、流れた 汗の補給をする。遅い昼食をソバ、まぐろ丼などお好みを注文、ビール、酎ハイ、日本酒などを次々と追加していつもの水分補給が 始まった。約2時間の水分補給を終えて解散し、バスと歩行で横須賀中央駅に向かった。







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