品川走遊会・平成15年6月の報告


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 品川走遊会は 品川区を活動の拠点として、1997年10月無理せず、楽しく、強制せずをモットーに、 ジョギング、水泳、ハイキング等の軽いスポーツ活動等を通じて、会員の健康維持、相互親睦及び仲間作りを 目的に結成されました。活動状況をこのページで報告します。

下のアンダーラインの行をクリックすると、その内容が表示されます。


更新日:平成5年6月23日

















◆6月21日(土)16人が参加し、梅雨の晴れ間に緑道公園を走る。

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 梅雨の晴れ間、気温がぐんぐん上がり32度を越える暑い日となった。集合場所の文化センターにN-Arai、あさみ、だんな、 さち子、みち子、ウノ、kaizan、オオタニ、カワタ、セキ、ニシムラ、少し遅れてかつ子さんとキムラさんがやってきた。道民さんは 先にきて走っているという。道民さんとアサミさんは朝10〜15キロ走ってからの参加で、ものすごく気合が入っていた。 みち子さんは所用があり、連絡だけして残念そうに帰っていった。

   kaizanさんが23Hrリレーマラソンの写真をCDに焼いて、参加者全員に渡すために持ってきて、テーブルの上にズラリと広げる。 CDのラベルには渡す人のランの写真が印刷され、手の込んだ作りとなっていました。みんな自分の写真入りラベルのCDを手に して喜んでいました。

 隣の公園でストレッチングをしてからゆっくりと緑道公園を目指して走り出す。公園のスタート地点で道民さんが待っていた。 kaizanさんとだんながペースメーカになって走りだした。セキさんもウォーキングを止めて走っていた。すぐに長い帯になり、 さち子、道民さんとカワタがどん尻をゆっくりと走っている。

 1周目の後半からオオタニさんがペースを上げてトップにたった。だんな、ウノさんとkaizanさんがペースを上げて追い、 少しずつ後続との距離を開いていった。気温は高いが湿度が低いせいか、八潮団地裏の公園は木々が茂り、木陰に入ると涼しく 感じる。スタートしてから修ちゃんとhide59さんがやってきて合流した。hide59さんは途中でコースを間違え、1周で終了。 約1時間、それぞれが2〜3周して練習会が終了した。人数を確認したところセキさんとニシムラさんがいない。後半、この二人が 走っているのを誰も見ていないという。先に引き上げたかも知れ ないので、センターに戻った。

 センターに戻り、シャワーで汗を流す。しばらくしてからニシムラさんとセキさんが額に汗して戻ってきた。昭和島まで行って きたとのこと。そこへ山ちゃんが仕事を終えてやってきた。水分補給をすることになり、4、5人がスーパーに買出しに出かけた。 待つこと20数分、ビールなどをザックに入れて戻ってきた。タイミング良く、道民さんが手作りの「ゴーヤチャンプル」を 持ってきて参加。藤井さんも参加。約一時間、水分補給と情報交換をして解散した。









◆6月15日(日)11人お台場を走る(海底から引き上げられた工作船も見学)

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 この10日に入梅してから毎日曇り、時々雨の日が続いている。今日も午後から雨の予報で、お天気が心配された。

 今日の集合は2カ所になった。一組はお台場「船の科学館」とし、最近公開された北朝鮮の例の海底から引き上げられた工作船を 見るために12時集合、もう一組は大井町駅前のバス停1時集合。12時50分、バス停にカワタ、カネコ、タカシ、道民、 修ちゃんの5人がやってきた。バスの発車時刻は13:00で、次は13:40、1本逃すと40分待たねばならない。今日は、遅刻者は 臨海線で追っかけてもらうことにして、1時発のバスでお台場に向かった。

 バスはテレコムセンターを過ぎて羊蹄丸に近づいた。この船には北朝鮮の工作船と共に引き上げられた武器が展示されており、 船の入口前には長い人の列が出来ていた。船の科学館の横はもっと多く数百人の長い列ができていた。50分待ちとのこと。 その先に赤黒く錆びた船首の部分が見えていた。

 船の科学館の入口に、suwabe、tera、にな、あほうどり、山ちゃんさんの5人が工作船の見学を終えて待っていた。着替えを 済ませ、ロッカーに荷物を押し込んでいるときに、ウチヤマさんが自宅から走ってやってきた。これで11名となった。バスに乗り 遅れた人があとからくるかも知れない。ストレッチングを終えてスタートした。

 今日のコースは船の科学館をスタートし、岸壁の沿ってテレコムセンター裏まで行き、左に曲がり青海南ふ頭公園を抜け、左に 折れ「ゆりかもめ」の高架に沿って国際展示場へ、そこからセンタープロムナード、夢の大橋、テレコムセンター前で折り返し、 テレポートブリッジを通ってお台場海浜公園へ、海辺を走って船の科学館に戻る約13キロである。

 カネコさんの先導で11人が右手に海を眺めて走る。曇りのため気温は24度前後あっても比較的走りやすい。一団となって る。テレコムセンターの裏を通り、左折してパレットセンターに向かう。まだ塊のまま走っている。ゆりかもめの高架に沿って、 あけみ橋を渡る。このあたりから少しずつ塊がほぐれてきた。teraさんがグループから抜け出し、カワタとウチヤマさんが少し ずつ遅れ始めた。

 水の広場公園内を海に沿って、国際展示場に向かって走る。展示場の先の赤信号でカワタがみんなに追いついて再び一緒に走り 出した。ウチヤマさんは大きく遅れていた。センタープロムナードに入って、道民、あほうどり、修ちゃん、山ちゃんが先行、 カネコ、になさん、タカシ、tera、suwabeさんが少し遅れ出した。

 センタープロムナードには大勢の人が散歩やベンチに座って昼食を楽しんでいた。その中を約10人がシャツを汗で濡らしながら 走っている。タカシ、tera、suwabeさん、カワタはテレポートブリッジの人ごみの中をゆっくりと走って海浜公園に向かう。海辺、 さすがに人が多い。海上にはウインドサーフィンの帆があちらこちらに漂っていた。

 suwabeさん達がスーパー「マルエツ」入った。雨がポツリと落ちてきた。でも空に黒い雲はない。少しペースを上げて船の 科学館に向かう。6〜7のランニングチームが走っていた。船の科学館の近くでカワタが逆走してきたタカシさんに出会い、一緒に 走って科学館の入口に到着。すでに仲間たちは全員到着していた。

 空を見上げると雨は止んでいた。suwabeさん達がビールなどを仕入れてきており、海浜公園で芋煮会をやるために海辺に移動した。 近くの水道で汗を拭い、着替えを済ませる。海を眺められるところにシートを敷き、コンロ、鍋をセットし、持ち寄った食材を 集める。今日の鍋奉行はsuwabeさん。包丁を手に、仕込みを開始した。

 早速ビールで乾杯し、いつもの水分補給が始まった。気温が高いせいかすぐに鍋が出来上がった。冷たいビールと暑い鍋。 芋煮会はいいものだ。今日の話題は24時間リレーマラソンと箱根駅伝のコースを走ることに集中した。24時間リレーマラソンは 思った以上に楽しく、また走りたいとの声ばかりだった。箱根駅伝コースはリレー形式で、東京から芦ノ湖までを10数人で リレーし、ゴール後温泉に一泊すると言うもの。車2台がサポートにまわり、最後の登り坂は3〜4人でつなぐというものでした。 そのうちに実現するものと期待されます。

 結局2時間ほど水分補給と情報交換をして、ご機嫌で解散した。









◆6月7・8日(土・日)夢の島24時間リレーマラソンに32人が参加、新人のウノさんもタスキ渡しに参加。

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 2003年7月7、8日(土・日)、夢の島公園で行われた24時間東京チャレンジ・リレーリレーマラソンに走遊会から2チームが参加した。 参加選手24名、サポート及び応援に6名が参加した。69チームが参加した。コースは夢の島公園内に設置された陸上競技場のトラックを 含む1周1,280bの周回コースである。

 7日の午後1時にスタートし、夜中も休まず、翌8日の午後1時までタスキをつなぎ無事終了した。結果はAチームが38位、23時間59分19秒、 219周、280.32`、そしてBチームが20位、23時間59分19秒、235周、300.8`でした。

 7日は曇りで絶好のランニング日和となった。夜夕立に見舞われたが、翌日は晴れ、少し暑い中を汗で濡れたタスキが次々と渡された。

 ことの起こりは、4月29日の横浜駅伝の打ち上げで、みち子さんから提案された。その場で10数人が参加すると手をあげた。1チームは12名。 なんとか2チームできそうになり、みち子さんが尽力し、とうとう2チームを作り上げた。

Aチーム: kaizan、道民、たんな、レイレイ、ウチヤマ、さち子、ヒデ59、キムラ、あさみ、ショウタロウ、やまちゃん、修ちゃん

Bチーム: とーる、あほうどり、みち子、とみー、カネコ、マルコメ、オノ、かつ子、じんぺい、くみ子、tera、シオザワさん

 Yukiさん、キヨミさん、カワタがマネージャとしてサポート、チームリーダには、Aチームは修ちゃん、Bチームはじんぺいさんがなり、 レース戦略を練って仲間をまとめていた。とーる、カネコ、ショウタロウさんは土曜日のみの参加、シオザワさんは瞼の腫れのため土曜日は 様子をみて、日曜日のみの参加となった。土曜日の10時、道民さんの指示でテント2幕が張られ、走遊会の基地が出来き、長い一日が始まった。

 会員のニナさんが職場チーム「になきん」を結成して参加。よっしーも同年代の若いチームを作って参加していた。よっしーチームは パンダ、馬、羊、女装など、仮装を楽しんでいた。

 レースの途中、アクシデントが発生した。突然、トラック内に救急車がやってきた。56歳の男性ランナーが走り終えてテントに戻ってきて、 意識不明になり、救急車が呼ばれた。救急隊員が10分ほど心臓マッサージを施したが意識が回復せず、病院に搬送されていった。

 レースはAチームが1周ごとにタスキを渡す、Bチームは3周ごとにタスキを渡す作戦で開始された。順調にタスキが渡り、周回数が 増えていく。会員のランナーがテントの前に現れると一斉に声援が上がり、どのランナーは笑顔をつくり、手をあげて、スピードアップして 走り去る。

 夕方仕事帰りのニシムラさんが応援にやってきた。夜の部のマネージャのYukiさんもやってきて持ち場についた。所用で一時帰宅していた オノさんが冷やしうどんとスイカを持って戻ってきた。ランナーにとって食事は本当に嬉しい。あっという間に売り切れとなった。

 夜はタスキ渡しが直前までわからない。対策としてトミーさんの提案でサイリューム(化学的発光バー)を腕に巻くことになった。 チームリーダは、夜は5周または30分走としてリレーの間隔を明け眠る時間を確保していた。

 夜も休まずタスキがリレーされ、朝から再びリレーの間隔が短くなった。6時過ぎにシオザワさんとレイレイさんがやってきた。また、 助っ人として林試の森JCの高校生のニシザワ君がやってきた。

 レースの途中、雑誌「クリール」の記者から夏のランニングについて取材を受けた。kaizan、オノ、じんぺいさんが応対していた。 6月21日発売の7月号に掲載されます。

 10時、体験参加のウノさんがやってきた。ウノさんは荒川区にお住まいで、ランニング暦は10年を越え、普段は上野公園で練習しており、 キロ5分の健脚の持ち主です。応援を兼ねて5周走りました。タスキ渡しは初めての経験と話していました。会員がまた一人増えました。

 Bチームは健脚揃いで、すでにAチームに10数周リードしており、さらにリードを広げていった。12時を回り、終了まで残り1時間と なった。ここでチームリーダや仲間が相談し、レイレイさんとかつ子さんがラストランナーとなり、二人で会のオレンジ旗を持ってコースを 一周し、ゴールすることとなった。二人にオノさんと山ちゃんがエスコートして走り出した。12時59分、二人がゴールし、24時間に及んだ リレーマラソンが無事終了した。無事の終了を祝って、かつ子さん、レイレイさんと功労者のみち子さんの胴上げが行われた。

 レース終了後、公園の林の中に入り、シートを広げて座り、参加賞のビールで打ち上げを兼ねて水分補給をした。ニナさんも飛び入り 参加し、にぎやかにレースを振り返った。また、やりたいとの声が多かった。途中、バドワイザーノのシャツを着て、きれいなフォームで 走っていた「Palm走遊会」の素敵なお嬢さんが通りかかり、あほうどりさんが声をかけ、一緒に写真を撮りました。1時間ほど水分補給を 行い、解散した。

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 ジンペイさんから参加記が送られてきました。レースの雰囲気がよく伝わってきます。以下に掲載します。


 久しぶりに紀行文形式で..それだけ良かったと..写真でも載せて仕上げて下さい!! 疲れたけど..良かったです。 6月7日(土)
 前夜は会社の仕事で成田に、夜の懇親会を終えて京成で今日の朝に戻り・・・いよいよ今日だな!早く寝ないと・・・。
5時頃に起きる。眠い目をこすりながら、駐車場にある車に寝袋や椅子を放り投げ・・・、ランニングはどうしよう? 車だから 気にせずにどんどん放り投げた。

 スタンバイ完了! 10時までに着かないと・・・。前回の山中湖マラソンは遅刻で皆んなを待たせた。2回も続くといかん!  東名川崎で高速に乗って、一路都内に向かう。快調だった道路が突然、渋滞し始めた。どうして? 心配になり、小澤さんに電話を 入れる。何故か、渋谷付近で片方の道路閉鎖・・・、そこを過ぎると一気に走り出した。

 近くのコンビニに寄って朝飯を買い、予定の10分前に夢の島に着いた。テラさんに出会った。階段を登ると、夢の島公園が現れた。 一体何処を走るのだろう?取りあえず、もう10時過ぎ・・・。遅い朝食を早く食べないと走り出してから、腹が痛み出す。がつがつ 食べていると、あほうどりさん、道民さん、あらいさんがテントを運んで来た。

 みんなでテントを作り始めた。慣れているのか、道民さんがてきぱきと指示を出して、一つ目のテントより、二つ目のテントは 慣れたせいもあってか、あっという間にできあがった。いよいよメンバーを迎える体制はできあがった。

 12時近くになって、走遊会のメンバーが集まりだした。みんな、それぞれクーラーボックスや寝袋を抱えてやって来た。その内に、 トラックではラジオ体操が始まり、フィールドを囲むように、テントが続々とできあがった。

 チームのメンバーに声を掛ける。
 「走る順序を男女交互にしました。トップはトール君、最初は皆さん1周とします。次週から、自己申告で行きましょう。それから、 次の走者は必ず確認して走って下さい。順序は下記の通り・・・・、良いでしょうか?」「OKです」。
 会長から「ジンペイさん。これを使って下さい!」それは周回の記録表だった。記録をキヨミさんに頼む。テラさんが試合が 終わったら、すぐに戻るからと、すまなそうに会場を去る。

 いよいよスタート!
  とーる→みちこ→あほうどり→トミー→クミコ→マルコメ→ジンペイ→オノ→カツコ→カネコ みんなが走り出した!

テントの前を走ると、走遊会の皆さんが「頑張れ!」「遅いぞ!」「横見るな!」ランナーはそれぞれ手を挙げたり、返事をしたり、 快調に周回コースへ消えていった。

 チームメンバーはみんな快調で、楽しそうに、笑いながら、真剣にただ黙々と、それぞれに走っていく。マルコメさんは甚平姿の 粋な恰好でチームを盛り上げて走っている。

 時々、マネージャーや会長からチームの順位は周回数の報告があった。64チーム中で20番台!妥当かな?と思いながら聞いていた。 走った後はすぐにシャツを脱ぎ、汗をふいて風邪を引かないように気をつけて、タオルで体を覆った。

Aチームのメンバーもみんな笑顔で走っていく。kaizanさん、やまちゃん、さかきさん、きむらさん、修ちゃん、あさみさん、 さち子さんの仲良しコンビ、ヒデ59さん、ウチヤマさん、レイレイちゃん。

 次の写真はBチームの走りです。Aチームの走りは「写真館」をご覧ください。

 いよいよ、難関の深夜の時間帯の調整だ!
 「女性陣3人で10:00〜12:00を受け持ってほしい」「3人で2時間走れば良いんですか?」「そう!」「男性は12:00〜6:00迄走る」 「判りました」快く引き受けてくれた。

次に男性陣「あほうどりさん、とみーさん、マルコメさんで0:00〜3:00迄走ってほしい! 残りのジンペイ、オノ、テラさんで 6:00迄走る。どうかな?」「よく判りました!やりましょう。」みんな快く受け入れてくれた。

それを聞いていて、事情があって会場を去らざるを得ないトール君、カネコさんは気合いを入れて走ってくれた。トール君は深夜の 時間帯が始まる前に5周も走ってくれた。カネコさんは真剣に走っているのがつぶさに見えた。チームに伝わるだろう、この気持ちは。

会長はテントの前に寝袋を敷きだし、眠ろうとしていた。「会長 そんな所で眠らないで下さい!」「こちらに場所があります」。 会長のチームを思う気持ちが取ろうとした行動だった。

きよみさんもしっかりデータを取ってくれた。「そんなに取らなくても良いよ!」「大丈夫です!」続けて取ってくれたユキさんは、 朝まで眠らずに本を読みながらデータを取る。このサポートをしっかり胸に刻み込んでみんなは走ってくれる。

トール君と別れて、いよいよ深夜の時間帯の始まり..まだ眠くない。しかし、女性陣が早く終わりそうだった。ノルマを無理に言うのも 気が引ける。結果的には時間帯をしっかり走ってくれた。

 次は男性陣の第1弾!3人のメンバーは気合いが入っていた。眠らないと明日まで持たない。無理矢理に寝袋に潜る。しかし、 なかなか眠れない。おぼろげに3人が快調に走っているのが判ったが、今は眠るのが大事。心配していた雷雨もここまでは来なかった らしい。少しは降ったらしいが。

 2時過ぎに起き出した。同走のオノさんもテラさんも眠っている。起こすのが気が引けたが、起こさざるを得ない。声を掛けた。 二人とも快く起きてくれて安心した。前走の3人は快調に走ったらしい。これで一杯やって眠れると満足感に浸っていた。

 トップを走り出す。深夜の時間帯は気持ちが良い!道路の照明も悪くなく、心地よい。オノさんがゴールで両手を挙げて待っている。 全力で走り出す。汗びっしょりのタスキを渡す。「ご苦労様!」「OK」短い会話がチームをつなぐ。

 深夜のカメラに挑戦したが、なかなかピントが合わず、良い写真が撮れない。仕方が無い。あきらめた。

 かつ子さんやクミ子さんが起き出して応援をしてくれた。なかなか眠れなかったのだろう! Bチームの修ちゃんは昔の彼女の話や 好きな飛行機の話をして、会の連中をなごませてくれた。ユキさんはただひたすら記録を取ってくれる、頭が下がる。

 空が明るみを帯びて来た! 朝もやの中を走るのも気持ちが良いが、ノルマは何とかこなそうと、それぞれが頑張っているのが良く判る。

 6時になった。腹が減った! かつ子さんに「5時45分に全員起床!で起こして下さい!」言わざるを得ないので言った。しかし、 メンバーは皆さん起きてくれた。未だガンバロウ!の気持ちが残っている。

 朝食のおにぎりを食べた頃から、急激に疲労感が来た! 両足の太股の筋が吊りそうになった。 走りだしてしばらくは走ろうと 思っても走れない! ゴール手前でやっと普通の調子に戻る。最後は遅れを戻そうと短距離のように走る。次のメンバーが両手を 挙げて待っている。

 ゴール後に足が吊りそうで歩けない。レイレイちゃんが駆けつけて来て「これを使って下さい!」小さいバンテリンだった。「ありがとう」。  テントに戻ると「足を冷やした方が良いですよ」「塩を取った方がいい」みんなからアドバイスを貰った。此処でリタイヤするわけにはいかない。休みに合間はごろっと寝ころんで、その後はマーサージに励んだ。

 周りを見渡すとメンバーの顔に明らかに疲労感が出ていた。走った後はすぐに寝ころんで何とか回復を計ろうと寝込み、次の走者の確認の 声を掛けるのも、気が引けるほど疲れていた。

 くみ子さんは走れなくなった。でも、彼女はコースでみんなを励まし、それぞれが出来る声援を送り、所々で写真を撮ってくれた 会のメンバーもみんなを励ました。

 その頃に、シオザワさんがやって来た。「しおざわさん 走れるんですか?」「走れます!」何とも頼もしい返事だった。走行している内に、 これも助っ人で頼んでいた林試の森JCの兄貴分である高校生のニシカワ君がお母さんと、これも早朝の電車で来てくれた。お父さんも 応援しようと駆けつけた。

 みんなに声を掛けた。「応援部隊が来た!」「元気を出して頑張ろう!」「メンバーの表情に安堵の表情とやる気がみれる」後は13:00迄 やり抜くだけだ。しおざわさんもニシカワ君も快調に走り、疲労で元気がなくなりつつあるメンバーを助けてくれた。距離をしっかり カバーし軽快に走る!これなら、何とかゴールまで行ける!

 残るは後1時間だ! 「かつこさん 最終ランナー 頼みます! そして、全員でゴール後に胴上げをしましょう!」 

 ついに我が走遊会の最終ランナーレイレイちゃんとかつこさんが走り始めた。後ろからは、おのさんが、会のオレンジ旗を持って 伴走をする。みんなが、今や今やゴール手前で二人を待っている! 他のチームも感動のゴールで割れんばかりの大騒ぎ。

 ついに二人がやって来た! 時は13:00! 今栄えある完走のときを迎えた! 走遊会のゴール前の応援とサポート部隊、ランナーが 一つになって、満願の笑顔でこの時を迎え、ワッショイワッショイの胴上げだ! 

    品川走遊会 此処に有り! みなさん 有り難うございました! 

                    Bチーム ジンペイより 


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