2003年7月7、8日(土・日)、夢の島公園で行われた24時間東京チャレンジ・リレーリレーマラソンに走遊会から2チームが参加した。
参加選手24名、サポート及び応援に6名が参加した。69チームが参加した。コースは夢の島公園内に設置された陸上競技場のトラックを
含む1周1,280bの周回コースである。
7日の午後1時にスタートし、夜中も休まず、翌8日の午後1時までタスキをつなぎ無事終了した。結果はAチームが38位、23時間59分19秒、
219周、280.32`、そしてBチームが20位、23時間59分19秒、235周、300.8`でした。
7日は曇りで絶好のランニング日和となった。夜夕立に見舞われたが、翌日は晴れ、少し暑い中を汗で濡れたタスキが次々と渡された。
ことの起こりは、4月29日の横浜駅伝の打ち上げで、みち子さんから提案された。その場で10数人が参加すると手をあげた。1チームは12名。
なんとか2チームできそうになり、みち子さんが尽力し、とうとう2チームを作り上げた。
| Aチーム: | kaizan、道民、たんな、レイレイ、ウチヤマ、さち子、ヒデ59、キムラ、あさみ、ショウタロウ、やまちゃん、修ちゃん |
| Bチーム: | とーる、あほうどり、みち子、とみー、カネコ、マルコメ、オノ、かつ子、じんぺい、くみ子、tera、シオザワさん |
Yukiさん、キヨミさん、カワタがマネージャとしてサポート、チームリーダには、Aチームは修ちゃん、Bチームはじんぺいさんがなり、
レース戦略を練って仲間をまとめていた。とーる、カネコ、ショウタロウさんは土曜日のみの参加、シオザワさんは瞼の腫れのため土曜日は
様子をみて、日曜日のみの参加となった。土曜日の10時、道民さんの指示でテント2幕が張られ、走遊会の基地が出来き、長い一日が始まった。
会員のニナさんが職場チーム「になきん」を結成して参加。よっしーも同年代の若いチームを作って参加していた。よっしーチームは
パンダ、馬、羊、女装など、仮装を楽しんでいた。
レースの途中、アクシデントが発生した。突然、トラック内に救急車がやってきた。56歳の男性ランナーが走り終えてテントに戻ってきて、
意識不明になり、救急車が呼ばれた。救急隊員が10分ほど心臓マッサージを施したが意識が回復せず、病院に搬送されていった。
レースはAチームが1周ごとにタスキを渡す、Bチームは3周ごとにタスキを渡す作戦で開始された。順調にタスキが渡り、周回数が
増えていく。会員のランナーがテントの前に現れると一斉に声援が上がり、どのランナーは笑顔をつくり、手をあげて、スピードアップして
走り去る。
夕方仕事帰りのニシムラさんが応援にやってきた。夜の部のマネージャのYukiさんもやってきて持ち場についた。所用で一時帰宅していた
オノさんが冷やしうどんとスイカを持って戻ってきた。ランナーにとって食事は本当に嬉しい。あっという間に売り切れとなった。
夜はタスキ渡しが直前までわからない。対策としてトミーさんの提案でサイリューム(化学的発光バー)を腕に巻くことになった。
チームリーダは、夜は5周または30分走としてリレーの間隔を明け眠る時間を確保していた。
夜も休まずタスキがリレーされ、朝から再びリレーの間隔が短くなった。6時過ぎにシオザワさんとレイレイさんがやってきた。また、
助っ人として林試の森JCの高校生のニシザワ君がやってきた。
レースの途中、雑誌「クリール」の記者から夏のランニングについて取材を受けた。kaizan、オノ、じんぺいさんが応対していた。
6月21日発売の7月号に掲載されます。
10時、体験参加のウノさんがやってきた。ウノさんは荒川区にお住まいで、ランニング暦は10年を越え、普段は上野公園で練習しており、
キロ5分の健脚の持ち主です。応援を兼ねて5周走りました。タスキ渡しは初めての経験と話していました。会員がまた一人増えました。
Bチームは健脚揃いで、すでにAチームに10数周リードしており、さらにリードを広げていった。12時を回り、終了まで残り1時間と
なった。ここでチームリーダや仲間が相談し、レイレイさんとかつ子さんがラストランナーとなり、二人で会のオレンジ旗を持ってコースを
一周し、ゴールすることとなった。二人にオノさんと山ちゃんがエスコートして走り出した。12時59分、二人がゴールし、24時間に及んだ
リレーマラソンが無事終了した。無事の終了を祝って、かつ子さん、レイレイさんと功労者のみち子さんの胴上げが行われた。
レース終了後、公園の林の中に入り、シートを広げて座り、参加賞のビールで打ち上げを兼ねて水分補給をした。ニナさんも飛び入り
参加し、にぎやかにレースを振り返った。また、やりたいとの声が多かった。途中、バドワイザーノのシャツを着て、きれいなフォームで
走っていた「Palm走遊会」の素敵なお嬢さんが通りかかり、あほうどりさんが声をかけ、一緒に写真を撮りました。1時間ほど水分補給を
行い、解散した。
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ジンペイさんから参加記が送られてきました。レースの雰囲気がよく伝わってきます。以下に掲載します。
久しぶりに紀行文形式で..それだけ良かったと..写真でも載せて仕上げて下さい!! 疲れたけど..良かったです。
6月7日(土)
前夜は会社の仕事で成田に、夜の懇親会を終えて京成で今日の朝に戻り・・・いよいよ今日だな!早く寝ないと・・・。
5時頃に起きる。眠い目をこすりながら、駐車場にある車に寝袋や椅子を放り投げ・・・、ランニングはどうしよう? 車だから
気にせずにどんどん放り投げた。
スタンバイ完了! 10時までに着かないと・・・。前回の山中湖マラソンは遅刻で皆んなを待たせた。2回も続くといかん!
東名川崎で高速に乗って、一路都内に向かう。快調だった道路が突然、渋滞し始めた。どうして? 心配になり、小澤さんに電話を
入れる。何故か、渋谷付近で片方の道路閉鎖・・・、そこを過ぎると一気に走り出した。
近くのコンビニに寄って朝飯を買い、予定の10分前に夢の島に着いた。テラさんに出会った。階段を登ると、夢の島公園が現れた。
一体何処を走るのだろう?取りあえず、もう10時過ぎ・・・。遅い朝食を早く食べないと走り出してから、腹が痛み出す。がつがつ
食べていると、あほうどりさん、道民さん、あらいさんがテントを運んで来た。
みんなでテントを作り始めた。慣れているのか、道民さんがてきぱきと指示を出して、一つ目のテントより、二つ目のテントは
慣れたせいもあってか、あっという間にできあがった。いよいよメンバーを迎える体制はできあがった。
12時近くになって、走遊会のメンバーが集まりだした。みんな、それぞれクーラーボックスや寝袋を抱えてやって来た。その内に、
トラックではラジオ体操が始まり、フィールドを囲むように、テントが続々とできあがった。
チームのメンバーに声を掛ける。
「走る順序を男女交互にしました。トップはトール君、最初は皆さん1周とします。次週から、自己申告で行きましょう。それから、
次の走者は必ず確認して走って下さい。順序は下記の通り・・・・、良いでしょうか?」「OKです」。
会長から「ジンペイさん。これを使って下さい!」それは周回の記録表だった。記録をキヨミさんに頼む。テラさんが試合が
終わったら、すぐに戻るからと、すまなそうに会場を去る。
いよいよスタート!
とーる→みちこ→あほうどり→トミー→クミコ→マルコメ→ジンペイ→オノ→カツコ→カネコ みんなが走り出した!
テントの前を走ると、走遊会の皆さんが「頑張れ!」「遅いぞ!」「横見るな!」ランナーはそれぞれ手を挙げたり、返事をしたり、
快調に周回コースへ消えていった。
チームメンバーはみんな快調で、楽しそうに、笑いながら、真剣にただ黙々と、それぞれに走っていく。マルコメさんは甚平姿の
粋な恰好でチームを盛り上げて走っている。
時々、マネージャーや会長からチームの順位は周回数の報告があった。64チーム中で20番台!妥当かな?と思いながら聞いていた。
走った後はすぐにシャツを脱ぎ、汗をふいて風邪を引かないように気をつけて、タオルで体を覆った。
Aチームのメンバーもみんな笑顔で走っていく。kaizanさん、やまちゃん、さかきさん、きむらさん、修ちゃん、あさみさん、
さち子さんの仲良しコンビ、ヒデ59さん、ウチヤマさん、レイレイちゃん。
次の写真はBチームの走りです。Aチームの走りは「写真館」をご覧ください。
いよいよ、難関の深夜の時間帯の調整だ!
「女性陣3人で10:00〜12:00を受け持ってほしい」「3人で2時間走れば良いんですか?」「そう!」「男性は12:00〜6:00迄走る」
「判りました」快く引き受けてくれた。
次に男性陣「あほうどりさん、とみーさん、マルコメさんで0:00〜3:00迄走ってほしい! 残りのジンペイ、オノ、テラさんで
6:00迄走る。どうかな?」「よく判りました!やりましょう。」みんな快く受け入れてくれた。
それを聞いていて、事情があって会場を去らざるを得ないトール君、カネコさんは気合いを入れて走ってくれた。トール君は深夜の
時間帯が始まる前に5周も走ってくれた。カネコさんは真剣に走っているのがつぶさに見えた。チームに伝わるだろう、この気持ちは。
会長はテントの前に寝袋を敷きだし、眠ろうとしていた。「会長 そんな所で眠らないで下さい!」「こちらに場所があります」。
会長のチームを思う気持ちが取ろうとした行動だった。
きよみさんもしっかりデータを取ってくれた。「そんなに取らなくても良いよ!」「大丈夫です!」続けて取ってくれたユキさんは、
朝まで眠らずに本を読みながらデータを取る。このサポートをしっかり胸に刻み込んでみんなは走ってくれる。
トール君と別れて、いよいよ深夜の時間帯の始まり..まだ眠くない。しかし、女性陣が早く終わりそうだった。ノルマを無理に言うのも
気が引ける。結果的には時間帯をしっかり走ってくれた。
次は男性陣の第1弾!3人のメンバーは気合いが入っていた。眠らないと明日まで持たない。無理矢理に寝袋に潜る。しかし、
なかなか眠れない。おぼろげに3人が快調に走っているのが判ったが、今は眠るのが大事。心配していた雷雨もここまでは来なかった
らしい。少しは降ったらしいが。
2時過ぎに起き出した。同走のオノさんもテラさんも眠っている。起こすのが気が引けたが、起こさざるを得ない。声を掛けた。
二人とも快く起きてくれて安心した。前走の3人は快調に走ったらしい。これで一杯やって眠れると満足感に浸っていた。
トップを走り出す。深夜の時間帯は気持ちが良い!道路の照明も悪くなく、心地よい。オノさんがゴールで両手を挙げて待っている。
全力で走り出す。汗びっしょりのタスキを渡す。「ご苦労様!」「OK」短い会話がチームをつなぐ。
深夜のカメラに挑戦したが、なかなかピントが合わず、良い写真が撮れない。仕方が無い。あきらめた。
かつ子さんやクミ子さんが起き出して応援をしてくれた。なかなか眠れなかったのだろう! Bチームの修ちゃんは昔の彼女の話や
好きな飛行機の話をして、会の連中をなごませてくれた。ユキさんはただひたすら記録を取ってくれる、頭が下がる。
空が明るみを帯びて来た! 朝もやの中を走るのも気持ちが良いが、ノルマは何とかこなそうと、それぞれが頑張っているのが良く判る。
6時になった。腹が減った! かつ子さんに「5時45分に全員起床!で起こして下さい!」言わざるを得ないので言った。しかし、
メンバーは皆さん起きてくれた。未だガンバロウ!の気持ちが残っている。
朝食のおにぎりを食べた頃から、急激に疲労感が来た! 両足の太股の筋が吊りそうになった。 走りだしてしばらくは走ろうと
思っても走れない! ゴール手前でやっと普通の調子に戻る。最後は遅れを戻そうと短距離のように走る。次のメンバーが両手を
挙げて待っている。
ゴール後に足が吊りそうで歩けない。レイレイちゃんが駆けつけて来て「これを使って下さい!」小さいバンテリンだった。「ありがとう」。
テントに戻ると「足を冷やした方が良いですよ」「塩を取った方がいい」みんなからアドバイスを貰った。此処でリタイヤするわけにはいかない。休みに合間はごろっと寝ころんで、その後はマーサージに励んだ。
周りを見渡すとメンバーの顔に明らかに疲労感が出ていた。走った後はすぐに寝ころんで何とか回復を計ろうと寝込み、次の走者の確認の
声を掛けるのも、気が引けるほど疲れていた。
くみ子さんは走れなくなった。でも、彼女はコースでみんなを励まし、それぞれが出来る声援を送り、所々で写真を撮ってくれた
会のメンバーもみんなを励ました。
その頃に、シオザワさんがやって来た。「しおざわさん 走れるんですか?」「走れます!」何とも頼もしい返事だった。走行している内に、
これも助っ人で頼んでいた林試の森JCの兄貴分である高校生のニシカワ君がお母さんと、これも早朝の電車で来てくれた。お父さんも
応援しようと駆けつけた。
みんなに声を掛けた。「応援部隊が来た!」「元気を出して頑張ろう!」「メンバーの表情に安堵の表情とやる気がみれる」後は13:00迄
やり抜くだけだ。しおざわさんもニシカワ君も快調に走り、疲労で元気がなくなりつつあるメンバーを助けてくれた。距離をしっかり
カバーし軽快に走る!これなら、何とかゴールまで行ける!
残るは後1時間だ! 「かつこさん 最終ランナー 頼みます! そして、全員でゴール後に胴上げをしましょう!」
ついに我が走遊会の最終ランナーレイレイちゃんとかつこさんが走り始めた。後ろからは、おのさんが、会のオレンジ旗を持って
伴走をする。みんなが、今や今やゴール手前で二人を待っている! 他のチームも感動のゴールで割れんばかりの大騒ぎ。
ついに二人がやって来た! 時は13:00! 今栄えある完走のときを迎えた! 走遊会のゴール前の応援とサポート部隊、ランナーが
一つになって、満願の笑顔でこの時を迎え、ワッショイワッショイの胴上げだ!
品川走遊会 此処に有り! みなさん 有り難うございました!
Bチーム ジンペイより