品川走遊会・平成12年12月の活動報告


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 品川走遊会は 品川区を活動の拠点として、1997年10月無理せず、楽しく、強制せずをモットーに、 ジョギング、水泳、ハイキング等の軽いスポーツ活動等を通じて、会員の健康維持、相互親睦及び仲間作りを目的に結成されました。 活動状況をこのページで報告します。

下のアンダーラインの行をクリックすると、その内容が表示されます。


更新日:平成12年12月25日






◆12月23日(土)かんぽマラソンで幻のチアキさんにお会いしました。
20世紀最後の定例練習会も無事終了しました!!

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 雲一つ無く晴れ渡り、風も無い絶好の大会日和となった。大井ふ頭中央海浜公園を周回する第49回かんぽマラソン が行われ、走遊会からは6名(カワタ、キムラさん、コジマさん、ツユキさん、ニシムラさん、山ちゃん)が10キロに、 クラさんが10マイルに参加した。ツユキさんは50〜52分、ニシムラさんは55分、カワタは50分とそれぞれが今日の目標タイムを 宣言した。山ちゃんは風邪を引いて、ここ3週間はほとんど練習していなかったため、無理をせずに走るという。

 今日は、このホームページを見た女性も大会に参加すると連絡があり、お会いできるのを密かに楽しみにしていた。 でも、集合場所に現れ無かったので、参加者名簿で調べると同じ種目に出場することがわかり、ナンバーカードを記憶 してスタート地点に向かった。

 スタート地点は約350名のランナーでごった返していた。後ろのほうで、しゃがんで靴紐を確認している女性がおり、 ナンバーカードを見るとご当人だった。ブルーのTシャツ、黒のショートスパッツがよく似合うスリムな方でした。 簡単にご挨拶し、ゴール後、メインスタンドに掲げたオレンジ色の走遊会の旗の辺り来るようにお誘いした。スタートの 並び順が、女子は左端、一般が中央、壮年は右端で、左右に別れさせられた。ピストルが鳴り、走り出すとたちまち 人込みの中に巻きこまれ見えなくなってしまった。

 トラックの出口でツユキさんを先頭にして、山ちゃんとカワタが縦1列になって走っていた。約10分後にツユキさんを 追い越し、山ちゃんとカワタが並んで走っていた。1周してトラックに戻ってきた。200m程後ろにキムラさんが走って いるのが見えた。トラックを出たところでニシムラさんに出会った。

 3周目、カワタがあと1.5キロ付近で、公園からコースに出てきたネモトさんに出会い、一言声をかけて走り去る。

 3周目、あと1キロ辺りで、白いランニングウェアーを着た女性が倒れ、審判員がランナーから保護するように しゃがんでいた。もう一人の審判員が携帯で連絡していた。倒れた女性は額から血を流していた。角を曲がると自転車で 救急箱を持って走ってくる役員と出会う。そのあとを二人の競技役員が後を追いかけていた。

ラストスパートのチアキさん

 公園の細い道を走り、陸上競技場に入る。残りは100mほどで、トラックに入るとゴールが見えた。ストライドを 広げ、ピッチを上げてラストスパートする。ゴール地点には顔見知りの品川陸協の役員が着順を記録していた。 すぐ後ろに山ちゃんがついていた。スタンドに駆け上がり、カメラを持ってゴール付近に戻ると、ツユキさんがゴール したところだった。続いてキムラさんがゴールした。すぐにあのブールのTシャツの女性がゴール目指してスパート しているのが見え、シャッターを押した。これが噂のチアキさんです。素晴らしいフォームでラストスパートに入った ところです。タイムも50分そこそこという立派なものでした。


 しばらくしてコジマさんとニシムラさんが仲良くゴールした。これで10キロの部は全員が無事ゴールした。ツユキさんは 50分07秒、ニシムラさんは55分05秒で目標を達成した。ツユキさんは自己新が出たと嬉しそうだった。キムラさんも 久しぶりの50分で喜んでいた。コジマさんも55分で素晴らしいタイムが出た。

ツユキさんとキムラさんカワタとキムラさんニシムラさんとコジマさん

 ゴール後、スタンド席に上る階段の近くで、競技場の外を歩いていたネモトさんに再び出会う。聞くと、西大井から 走って応援にきたとのこと。スタンドに戻り着替えを済ませる。ツユキさんの提案で、京浜運河緑道公園で鍋を囲む ことになり、スタンドから降りると、汗をかいて歩いているウチヤマさんに出会った。応援のため自宅から走ってきて、 私たちを探していたことろだという。午後の練習会にも参加するとのこと。でも、鍋をやると聞いて、自宅に着替えに 戻った。

緑道公園に着いた。風も無く、暖かい日だまりの中でシートを広げる。ツユキさんが鍋、コンロ、材料を取に自宅に戻り、 山ちゃん、コジマさんが近くのダイエーに材料の買い出しに行く。20分ほどして、ツユキさんがカートにダンボール箱を 積んで、山ちゃんとコジマさんが両手に大きなレジ袋を提げて戻ってきた。

 鍋に材料を入れて煮えるのを待つ間に、ビールで乾杯し、おしゃべりが始まった。すでに12時をまわっていた。 山下さんが10マイルを走ったクラさんを迎えに陸上競技場に行った。1時には定例練習会の仲間が東品川文化センター に集合するので、気があせる。少しだけ飲み、少しだけ鍋をつつき、未練たらたらカワタが文化センターに向かった

 文化センターにoguさん、セキグチMさん、セキグチH、カツコさん、ウチヤマさんがやってきた。カツコさんは、今日は 花を増やすボランティア活動でかんぽマラソンは参加できなかったという。今日は立会川、桜新道近くの公園で、花を 植えてきたそうです。ウチヤマさんはこれから鍋に参加すると言ったら奥様に叱られ走ることにしたとのことです。

 走らずに鍋に参加しないかと誘惑したが、無視された。いつものコースを5名が走りだした。まずセキグチM)さんが やってきた。200mほど遅れてカツコさん、ウチヤマさん、セキグチHさんと小倉さんが一団となってやってきた。最近、 セキグチさんはめきめきと脚力をつけてきた。1周ごとに鍋の場所を通り、給水だとビールに誘うが、笑いながら走って いった。

枯れ草を踏んで走るカツコさん、oguさん、ウチヤマさんと関口(秀)さん トップをゆうゆう走る関口(守)さん今度はトップを引く小倉さん、続く藤井さんと関口(秀)さんフィニッシュラン

 結局3周して、やっと全員が鍋を囲んで座り、ビールをおいしそうに、本当においしそうに飲んでいた。誘惑には 負けない強い人達でした。一休みして、体が冷えないうちに切り上げ文化センターに向かった。途中で、毛糸の帽子をかぶり、 黄色とオレンジ色のウェアーで走ってきたウチヤマさんの奥様に出会った。

 これで20世紀中の走遊会の練習会(今年は35回行いました)はすべて無事に終了しました。21世紀も無理せず、 楽しく走りましょう。  








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◆12月16日(土)皇居ラン後、盛大に忘年会!!

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 午後3時、ウチヤマさん、オオタニさん、ケーコさん、カワタ、クラさん、コジマさん、コチさん、suwabeさん、 セキグチMさん、ナガイさん、ニシムラさん、ネモトさん、カツコさん、料理長さん、山ちゃんが神田駅西口に集合し、 稲荷湯に向かった。ジンペイさんが稲荷湯の前で待っていた。

 3時15分、稲荷湯前の公園でストレッチングをしてから、スロージョグで清麻呂公園に向かう。空は 雲一つ無く晴れわたって、絶好のランニング日和だった。久しぶりに明るい時間に走れるので気持ちがよい。 根本さんは、今日は走らずにウォーキングをすると宣言した。目標は1周(5キロ)40分でした。

 竹橋あたりでザックを背に走ってきた修ちゃんと出会った。彼は清麻呂公園で3時過ぎまで待ったが、 なかなか現れなかったため、一足先に皇居を逆回りで走りだしたとのこと。

 竹橋の登り坂までは比較的固まって走る。乾門あたりから長い帯になる。トップはオオタニさん、カツコさん、 セキグチMさん、山ちゃんなど。中ほどに団子状態でウチヤマさん、さん、コジマさん、 ケーコさん達が走っていた。どん尻はいつもの通りニシムラさん、料理長さん、ナガイさんだったが、何故かジンペイさん も入っていた。写真担当の山ちゃんがカメラを持ち、先に行ったり、ラストになったり忙しそうに走り回っていた。

 1周目の終わり、パレスホテルの手前で逆走してきたoguさんに出会う。仕事で少し遅れたが、宴会まで には十分時間があり、元気に走っていった。オオタニさんは外国人の後ろについて走り、2周(10キロ)を 42分そこそこで走った。おどろき。

 2周して、清麻呂公園で記念写真を撮り、稲荷湯に戻る。一度に13人も入ったので、たちまち人で 一杯となる。ゆっくりと湯船につかり、体を温めてから忘年会会場に向かう。長湯のケーコさんは6時までに 宴会場にきてもらうことで置いて出た。

 5時40分、シンフネさん、キムラさん、セキグチHさん、ツユキさんが宴会場で待っていた。やがてケーコさんが 到着し、トミコさんが最後にやってきて、全員23名が揃った。

次の方々から差し入れがありました。

 シミズさんからお薬、ナガイさん/カツコさんからランニング用ワセリン(ハワイから)、シンフネさんから ランニング用手袋、セキグチHさんからチョコレート、クラさんから女性用化粧品、山ちゃんから時計付 きティッシュペーパ入れなど。これらはビンゴの賞品とさせて頂きました。ありがとうございました。 お礼を申し上げます。

 テーブルの上には鍋、刺し身、かに、帆立貝などの料理が一杯に並べられていた。更に、20本余りの ビールびんと一升びんに入った冷酒が数本テーブルに並べられる。6時10分、ネモトさんの乾杯の音頭で 宴会が始まった。今日の進行は山ちゃんが担当で、落ち着いて飲んでいる時間がなく、かわいそうだった。


参加率トップ賞の西村さん 新人賞の仁平さん 鍋奉行賞の松本さん

 しばらく歓談が続いた後、シミズさんからのお薬が配られる。引き続いて、表彰式が始まった。練習会 参加率50%以上のジンペイさん(新人賞、参加率85%)、ニシムラさん(参加率トップ賞(74%))、 キムラさん、ネモトさん、カツコさん、山ちゃん、oguさんの7名と合宿や芋煮会で飲み食いを忘れて料理を 担当した料理長さん(鍋奉行賞)が表彰され、suwabeさんが賞状を読み上げ、賞品が贈られた。

 表彰式が終ってしばらくして、走遊会の旗を背にして、suwabeさんがウクレレを持って登場した。 ウクレレを弾きながら歌いだした。銀色の髪、真っ赤なシャツがよく似合う。ハワイ帰りのナガイさんが 飛び入りでフラダンスを踊り出した。真っ赤なウインドブレーカを腰ミノにみたて、腰に巻きつけ、 妖しく腰を振り踊り出した。皆があれは現役の腰の振り方だと、手拍子で囃したてる。演奏が終わったが、 アンコールがかかり、ブルーハワイを弾き語る。

来年の抱負(最後の「よろしくお願いします。」はすべて省略しました。)

料理長さん 今年は出席率が30%台だったので、来年は50%を目標にしたい。植木の世話に時間がかかり、練習をサボッてしまいました。来年は短い距離の大会にチョクチョク出たいと思っています。

ナガイさん フルを走り、目標を果たしてしまったので止めようかと思ったのですが、やはり来年も大会に参加してみたくなりました。

シンフネさん ときどき参加して楽しくやらせてもらっています。皆様と一緒に練習をしたおかげで区民大会で6位になりました。

ケーコさん 来年も走遊会の楽しいイベントに参加したいと思います。

修ちゃん 6月頃に走遊会のホームページを見て参加を申し込みましたが、返事がなく駄目かなと思っていたら、9月になって忘れた頃に返事がきました。参加してみたら非常に楽しい会だったので参加しています。来年は9月の秋田内陸マラソンで100キロに参加したい。今年の忘年会は、今のところ、私は新人なのでおとなしくしていますが、来年は派手にやりたいと思っています。

キムラさん 参加率第2位の表彰状を頂きありがとうございます。これを励みに来年もがんばりたいと思います。今年は68%ということでしたが、来年は70%以上を目指してがんばります。また、来年も巨人をよろしくお願いします。

オオタニさん 来年は出席率90%を目標にがんばります。また、ランニング歴30年を記念に、タイムは5キロ19分を目標にがんばります。

ネモトさん やる気は十分ありますが、体力が伴わなくなってきました。でも、練習をすればまだまだ強くなれるとおもいます。皆様に面倒をおかけしますが続けたいと思います。

コジマさん 今年はフルを1回と、ハーフを4回と10キロ以上を5回ほど走った。来年は内容のあるものにしたい。100キロは、距離的にはそんなには走れませんので、1秒でも内容のあるものにしたい。

カワタ 来年はもっと楽しく走れる雰囲気を作りますので、よろしくお願いします。

山ちゃん 走遊会のおかけで、今年は自己記録を全部出しました。来年は今年みたいには行かないとは思いますが、いくつかは自己記録を更新できると思います。

ニシムラさん 走遊会参加の目的は二次会で飲むことでして。来年もこの調子でいきたいとおもいます。特に、お花見とか。

コチさん走遊会に参加して来年で3年目になりますので、来年の忘年会では表彰状を貰いたいと思います。そのためには八潮のホームグラウンドの練習会に参加することが手っ取り早いと思います。今、35%なので、あと15%上げることはできるような気がします。

セキグチMさん走遊会に参加していますが、あくまでも走遊会の「遊び」だけで、大会には一度も参加したことがありません。来年は地区大会にも参加して、「走」の方にも少し力を入れたいと思います。

クラさん 走遊会の眠狂四郎と言われています倉見です。多摩川の花見が非常に楽しかったです。最高は16キロしか走ったことがなかったのですが、来年はぜひもっと長い距離を走りたい思っています。

ツユキさん 来年はウルトラかアルプス山岳マラソンのどちらかにチャレンジしたいです。サロマ、秋田縦断 、アルプス〜雲平 後立山のどれかに参加したいと思っています。

ウチヤマさん この10月に3回歩く大会に参加しました。来年は歩く大会に皆様を誘って楽しみながら歩きたいと思っています。

oguさん 今年は大会に2回以上参加できるようがんばりたい。ウェイトトレーニングは年間140回くらいは(体育館等に)通っていいるのですが、走るのは、月間50km以上走ったことはありません。両立は難しいかもしれませんが、走遊会に参加することで、走る機会を増やしたいと思います。ほんとに1年というのはあっと言う間ですね。1日24時間、年間365日では時間が足りません。

ジンペイさん 毎週楽しい思いをさせて頂き、ありがとうございます。皆様の名前もだいぶ覚えました。来年はもっと参加率を上げて会を盛り上げようと思います。

suwabeさん来年はフルマラソン3回走ります。荒川は平坦でつまらないので走りません。ハーフは4回走ります。

セキグチHさん今年はフルマラソンに初めて参加し、ゴールはしましたが、納得できる走りではなかった。来年はフルマラソン完走を目指したいと思います。

カツコさん 皆様のおかげでフルマラソンをなんとか完走できました。来年はハーフにも参加してみようと思っています。やれるだけ、やってみたいと思います。

トミコさん今年は初めて大会に参加しました。来年は三浦マラソンに参加したいと思っています

 アルコールが回り、盛り上がりが最高潮になる頃、ツユキさんの名進行役でビンゴが始まった。ケーコさんと コチさんが補助になり、読み上げた数字の復唱、確認をする。リーチになった人が数人立ち上がったが、 なかなかビンゴが出ない。出番を待つ山積みの賞品が居眠りをしていた。賞品が動かないため、ツユキさんが 出た数字と同じ年齢の人に賞品を出すなどして場を盛り上げる。

 予定の時間が迫って、飲みもののラストオーダをする。「まだ飲むの?」って感じだった。たちまち 2時間が過ぎたが、まだまだ、話に花が咲き、座は熱気に包まれていた。店員が少しずつ空いたびんや 皿などを片付け始め、やっと終宴になり、全員で記念写真を撮り閉会となった。本当に楽しい忘年会で した。来年が楽しみです。








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◆12月10日(日)冬の代々木公園を走る

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 天気予報は曇のち晴、夜は雨。午前10時、原宿駅にカワタ、ニシムラさん、コチさん、ネモトさん、 料理長さん、山ちゃん、ジンペイさんが集まった。やはり、今日はホノルルマラソンに5人が参加するので 集まりが悪かったが、それでも7名になった。

 ネモトさんは精密検査の結果が出るまでと、走るのを止めていたら、運動不足で体調がおかしくなったので ウォーキングをやることにしたとのこと。コチさんが珍しく無精ひげを剃ってやってきた。山ちゃんは 風邪もすっかり治り元気だった。ジンペイさんが後ろからやってきた。JRではなく、地下鉄を利用したとの こと。

 代々木公園に向かう。曇空がいつのまにか晴れていた。神宮前にいつもたむろしている塗り壁のように 化粧した、奇妙なコスチュームの若者たちが珍しくいない。けたたましくドラムを叩き、ギターをかき 鳴らすグループもいない。まだ、時間が早いようだ。

 公園に入り、大きな木の下にシートを広げ、着替えをして、荷物をまとめる。隣の広場に、黄色のユニ フォームを着た数百人の団体が何やら緩やかに体を動かしていた。法輪巧(気巧)のグループだった。

 今日は、oguさんがきていないので、ストレッチングを省略して走りだした。ネモトさんはウォーキング といっていたが、いつものピッチ走法で走っていた。なぜか、ジンペイさんがザックを背負って走っている。 ジンペイさんとカワタがコース確認のため先頭になって走る。けっこう大勢のジョガー走っている。

 1周目はほぼ一団となって、サイクリングロードを走る。今日は、大勢の盲人ランナーが伴走者と手を 紐で結び走っていた。しばらくついて走ってみたが、次第に差をつけられ、追うのをあきらめた。

 公園内には、落葉して枝だけになっ木々、紅葉して辺りを華やかにしている木々、まだ濃い緑を保った 木々などがあり、あたり一面に落ち葉が積もっていた。

 2周目に入る。ジンペイさんの提案で、今度は土の道を探しながら走る。公園の外周の落ち葉が積み重なった 細道を走る。柔らかく、クッションが効いて足にやさしい。公園の裏側(小田急線沿)は斜面になって おり、起伏に富み、まさにクロスカントリー走となる。

 珍しく料理長さんが先頭になり、みんなをリードする。ジンペイさんは二番手につく。その後にカワタ、ニシムラさん とコチさんが続く。山ちゃんはマイペース。ネモトさんが見えなくなった。コースを変えたようだった。 公園の外側には、ブルーシートの仮小屋が並んでいる。ほとんどの小屋に自転車が横に置いてあった。 何となく近寄りがたい雰囲気が漂っていた。

 2周目の後半からばらけて長い帯になった。3周目は完全にバラケ、前にも後ろにも誰も見えなくなって いた。上を見上げると黒い雲が広がり、空模様が怪しくなっていた。

 約1時間10分かけて4周して仲間が集まってきた。山ちゃんが競歩スタイルで仕上げを行っていた。ネモトさんが 木の根に足を取られて転んだが、幸い手袋をしていたお陰で怪我はなかった。雨がポツリ、 ポツリと落ちてきた。

 全員が集まり、汗をぬぐい、着替えを済ませる。やはり、打ち上げをしようと言うことになり、公園の 売店でビールとつまみを仕入れにいく。ジンペイさんが季節外れの焼きトウモロコシを配り、みんなでかぶり つく。

 雨を避けるため、大きなヒマラヤ杉の根元にシートを広げ、車座になりビールで乾杯をする。冷たい風 にさらされ、ネモトさんは手がかじかんで感覚が無いといいながら冷たいビールをおいしそうに飲んでいた。 ニシムラさんの前には早くもビールの空缶が並んでいた。雨はいつのまにか上がっていた。1時間ほど、 飲みながらおしゃべりをして、解散した。








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◆12月3日(日)赤穂浪士の歩いた道をたどるジョギング

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 晴れて温かい日、10時東京駅丸の内北口広場に10名(ニシムラさん、コジマさん、suwabeさん、山ちゃん、 カワタさん、コチさん、マツオカさん、ケーコさん、オオタニさん、ウチヤマさん)が集合した。マツオカさんは実に10カ月 ぶりの参加だったが、密かに練習に励んでいたようでした。山ちゃんはひどい風邪で寝込んでしまい、 参加が危ぶまれていましたが、ようやく2日前から動けるようになったとのことで、今日走れるかどうか 心配していました。 10時15分、皇居東御苑を目指して出発、パレスホテル裏でジンペイさんが合流して(運よく出会った) 11名となった。

 今日は赤穂浪士が討入りした吉良邸から泉岳寺まで、浪士達が歩いた道を、ゆかりの地を尋ねながらの 約12キロのジョギングをやることになっている。まず、事件の発端となった江戸城の松の廊下跡を尋ねて、 皇居東御苑に入ることとした。

 東御苑、巨大な大手門(第二の門は戦災で焼けたが、昭和42年に復元工事で再現された)を二つくぐり、 受付で入園の札をもらい、中に入る。この時期には珍しく桜が咲いていた。三の丸尚蔵館に入り、皇室の 古い装束を見る。同心番屋や百人番屋のの古い建物の前を通り、巨大な石を積み上げた城の石垣の間を 通って、松の廊下跡へと向かった。御苑内には広々とした芝生があり、中で数人が日向ぼっこをしていた。 訪問客もまばらに見えるほど広い場所だった。

 園内の道もゆったりと広く、絶好のジョギングコースに見えた(もちろんジョギングは禁止)。木々は 黄色や赤に紅葉し、都心とは思えぬ素晴らしい場所だった。ただ、鬱蒼とした林の隙間からビルが見える ので、やはり都心にいるのだとわかる。

 松の廊下跡を見る。どこからどこまでを繋ぐ廊下なのか、想像力をたくましくしても全くわからなかった。 石室の中を眺めてから、御苑の奥にある巨大な石垣だけが残っている天守閣跡に上る。林の向こうに武道館 の屋根の頂にある金色のギボシが見えていた。

 休憩所に入る。明治初期と昭和55年の皇居内の建物などの写真が対比して展示されていた。比べて みると様相がかなり変わっているのがわかる。特に木々の高さが違っていた。本丸の見取り図など、 いろいろ展示があり面白く、つい、予定時間が過ぎていたのを忘れていた。

 潮見坂を下り、二の丸庭園の池のあるところに出る。百日紅の木が数本つるつるの白い肌を日にさらして いた。池には錦鯉が数匹ゆうゆうと泳いでいた。サングラスをかけた鯉もいた。

 受付で入園の札を返し、大手門を出る。東京駅に向かう途中、回り道をして将門塚を探訪する。壊すと 祟りがあると伝えられており、ビジネス街の一等地を占有しているところだ。将門の霊を供養する為に 建てられた石塔婆があり、その後ろに首塚があった。なぜか石塔婆の両側に巨大な蛙が置いてあった。

 東京駅から電車で両国に向かう。両国駅がジョギングのスタート地点となる。空は曇りに変わり、肌寒く なってきた。着ていたものをザックに入れ、ゆっくりと走り出す。一般の道路を走るため、歩行者に気を つけて、縦一列になって走ることにした。

 道案内のためカワタが先頭になって走る。しんがりはジンペイさんとケーコさん。300mも行くと、吉良邸跡に 着いた。白いなまこ塀に囲まれた、昔の100分の1ほどに小さくなった邸跡だった。中には首洗いの井戸、 昔の邸の見取り図などがあった。討入りの日(12月14日)が近いせいか見物客が次々と入ってきた。

 すぐ隣にある回向院まで走る。早くもしんがりの2人が遅れだした。コンクリートの寺は味わいがない。 討入り後、浪士がこの寺で休ませてもらうよう頼んだが断られたとのこと。ねずみ小僧次郎吉の墓にいく。 新しい大きな墓碑の右側に欠けて小さくなった墓石があった。これが本当の墓で、この墓石を欠いて持って いると博打に勝つと伝えられており、博打好きの人達が墓石を欠いてしまったとのこと。

 両国橋まで走る。討入り後、この橋を通ろうとしたが、橋奉行が通行を認めなかったため、浪士達は 永代橋に向かったという。橋の横にある公園に大高源吾の句「日の恩や忽ち砕く厚氷」の句碑が立てら れていた。

 ここから永代橋まで約2キロの道を走る。民家の軒下の細い歩道を縦一列になってゆっくりと走る。 萬年橋を渡って隅田川岸の遊歩道に入り、川面を眺めながら走る。遊覧船が川を逆のぼっていった。 suwabeさん、オオタニさん、マツオカさんが先頭になって走る。山ちゃんとジンペイさんがケーコさんをエスコートする ように一番後ろから付いてくる。

 永代橋たもとにある浪士休憩の地を訪れる。大高源吾の俳友の家で、回向院で休息を断られた浪士達がここで休息し、温かい 甘酒を振る舞われた場所という。

 永代橋を渡り、約500m先にある亀島川のたもとにある堀部安兵衛の住居跡に行く。亀島橋の側に、 金網に囲まれて碑が立てられていた。

 新大橋通りを走って聖路加病院を目指す。歩道が広く走りやすい。病院の敷地内に浅野家の邸があった ことを示す石碑があった。石碑の回りには数十人の見物客が取り巻いていた。また、ここは芥川竜之介の 生誕の地でもあると掲示板に書いてあった。

 次に築地本願寺へ向かう。イスラム風の寺院だった。2時30分頃に新船さんと合流することになって いたので境内を探すが見当たらなかった。時間は3時になっていた。そろそろ汗もでて、身体が熱くなって きており、上着を脱ぐ人が多くなってきた。

 ここから晴海通に出て、中央通りに向かうが、歌舞伎座のあたりから人込みとなり、危険で走れないため、 裏道を走ることになった。新橋駅付近から中央通りに入る。駅の側にケイコさんの会社が入っていたビルが あった。JRのガードをくぐり、西新橋の浅野内匠頭が切腹した田村邸跡に行く。日比谷通りに面して 浅野内匠頭終焉の地と彫られた石碑が建っていた。

 ここから一路泉岳寺を目指して走る。約3.5キロの道のりだ。途中、増上寺の御成門や仁王門を眺め、 区役所横の細長い公園内を走る。先頭としんがりの距離が、お互いがやっと確認出来るほどに開いてきた。 空模様はだんだんと怪しくなってきた。芝園橋を渡り、第一京浜道路に出て、田町駅前まできた。 マツオカさんが先頭になり、長い帯になってゆっくりと走っている。

 田町から交通量の多い第一京浜を避けて、裏道(フレンド学園、高松宮邸のある通り)を走ることにした。 人数を確認すると一人少なくなっていた。大谷さんがはぐれてしまった。田町の駅までは一緒に走っていた という。しばらく探したが見つからず、終点は泉岳寺とわかっているので、多分そこで会えるだろうと、 探すのを諦めて走り出した。

 だらだらと続く登りの坂道を越え、高松宮邸の横道に入り、大石蔵之助等17名が切腹した細川邸跡を 訪れる。入口には鍵がかかり、扉のガラス越しに中をうかがう。さらに200mほど先にある細川家の 椎の巨木をみてから、泉岳寺を目指して走る。もう、あたりは薄暗くなっていた。

 高輪消防署手前の細道を左に曲がり、急な下り坂を駆け降りると泉岳寺に着く。もう、時計は4時30分 を回っていた。門前にジャージ姿の二人がたっていた。よく見ると、オオタニさんとシンフネさんだった。ホッする。

 さっそく義士の墓所に向かう。義士48名の墓石が並んでいた。墓碑の文字が読めないほどにあたりは 暗くなっていた。それでも数人が参拝にきていた。

 走ってかいた汗を流すために高輪消防署の近くにある銭湯「高輪湯」へ、この辺の地理に詳しい ウチヤマさんの案内で行く。高輪中学校横の細い曲がりくねった迷路のような路地を抜けて、銭湯に着いた。 ここはラジウム温泉だった。

 一応ここで解散し、オオタニさんとマツオカさんは銭湯に入らずに帰った。広い湯船で足を伸ばし、ゆったりと 浸かって疲れを癒す。銭湯から上がってシンフネさんとコジマさんが帰った。長湯のケーコさんも今日は45分で 上がってきた。

残った仲間で打ち上げをやることになり、suwabeさんお薦めの五反田の居酒屋に向かう。雨がポツリ、 ポツリと落ちてきた。雨と飲みたい一心で自然に歩きが速くなっていった。

 居酒屋「さくら水産」、メニューを見ると驚くほど安い。小地沢さんも「さくら水産」(馬喰町にある) の常連で、何が安く、何がうまいかよく知っていた。まず、ビールで乾杯し、温かい鍋をオーダーする。 湯豆腐から始めキムチ鍋、アナゴの天ぷら、いわしの刺し身、1本500円のワイン、升酒、ビールなど、 次から次えと飲み、食べ盛り上がる。二時間ほどがたちまち過ぎ、みんな顔を赤くしていた。ケイコさんも 顔をほんのり桜色に染めていた。酔いを夜風で冷やしながら五反田駅に行き、そこで解散となった。








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